No NumLock Keys Exist.
新しい MacBook Pro には NumLock キーがない。Enter もないなどこれまで使っていたものとキーボードで若干の使い勝手が違う。
今更ながら、アルファベットや数字などの文字入力以外の機能キーの配置がずいぶん以前のものと変わっている。とはいえ、この変更はおそらくはユニボディが導入以前の MacBook あたりからすでになされていて、ほとんどの人には驚くほどのことではないのかもしれない。
まぁ、それはともかく、これまで使っていた MacBook Pro (Mid. 2007) のキーボード(JIS)配列。
最上段のキーの配列は左から順に
- LEDバックライト↓
- LEDバックライト↑
- 音量ミュート
- 音量↓
- 音量↑
- NumLock
- 外部ディスプレイのモード切り替え(ミラーモードとか)
- キーボードのバックライトオフ
- キーボードのバックライト↓
- キーボードのバックライト↑
こちらの配列は
- LEDバックライト↓
- LEDバックライト↑
- エクスポゼ
- Dashboard
- キーボードのバックライト↓
- キーボードのバックライト↑
- 巻き戻し(曲の頭出し・前の曲)
- 再生・停止
- 速送り(次の曲)
- 音量ミュート
- 音量↓
- 音量↑
ずいぶん変わってしまったものだ。
一番困るのは NumLock キーがないこと。実際のところ NumLock キーを使うのは、一日にせいぜい 10分から 20分くらいなのだけど、EXCEl で作った営業日報や帳簿類なんかで数値を入力するのにこれがあるのとでは、作業効率が全然違う(十年くらい前までは EXCEL なんてまともに使ったこともなかったけどね…)。仕方ないから、テンキーパッド(Microsoft Bluetooth Number Pad) を購入した。ただ、これはこれでホームジポジションから手が離れてしまうのがちょっと使いにくい(あと、BS/delete がないとかもあるけど)。
ソフトウェアでなんとかできると思うので、IM でアルファベット/かな漢字を切り替えるがごとく数字と若干の記号を入力できるモードを実装したものが出てこないものだろうか。
既存の機能の割り当ての位置が変わってしまうのは、利用者の声やさらなるユーザビリティの向上を意図したもととして納得しようと思えばできる(けど、つい手が伸びてしまった結果が予期したものと違ってばかりなのはちょっとしたストレスにはなる)。重複して割りあてられてしまっているキーについては承服しがたいものがある。
たとえば、F3に割り当てられているエクスポゼは、以前から F9 に割り当てられていて、新レイアウトでも fn+F9 で実行できるし(設定によっては fn+F3 と F9)、Dashboard も F4 と fn + F12 (設定によっては fn+F4 と F12) だったりして、これはどうにも無駄に思えてしまう。
また、新規に割当てられた、再生・停止、巻き戻しや速送りなんかは、ふとした弾みで押していまうと、いきなり iTunes が起動して音が鳴りだしたりしてびっくりした。これはいらないんじゃないかなぁ。
あとちょっとだけ違和感があったのは最下段「かな」の右隣にある Command キー。Mid. 2007 の MacBook Pro にはなかったものだけど、これがあるおかげでカーソルキーが少し遠くなってしまって、「↑」を押したつもりで「←』を押してしまったりすることがけっこうある。これらは、ファインダとか Photoshop なんかでそれなりの頻度で利用するものなので早く慣れないとなぁ。まあ、この右 Command のあおりを食って(?)消えてしまった Enter も、Photoshop などでそれなりに使っていた(右手親指でボタンを押さえながら人差指でオブジェクトを移動して小指で Enter を押して確定、とか)ので、ちょっととまどっている。右 Command がないことには慣れてしまっているので、 KeyRemap4MacBook あたりで設定すれば少しま前の使い勝手に近付くかも。
まぁ、新しい MacBook Pro だけど前とそれほど変わらないとはいえ、文句もこれくらいしかないということかな。いろんな面での余裕ができて、けっこう喜んで使ってる。
[追記] KeyRemap4MacBook について調べてたら、NumLock についても解決できそうなことが分かった……