Ubuntu Server には(Desktopにも?) sysklogd というパッケージ?が入っている。これの syslogd は例によって /etc/init.d/sysklog スクリプトで起動や終了させるようになっている。このスクリプトの前の方を見ると、
# Options for start/restart the daemons
# For remote UDP logging use SYSLOGD="-r"
#
SYSLOGD="-u syslog"
なんて書いてあるもんだから、ルータのログを取ろうと思ってなにげなくこの行を「SYSLOGD="-r -u syslog"」と書きかえてみた。……。うまくいかない、というかもともとの "-u syslog" というオプションだけでも有効になっていない。実はこの行の直後に、
test ! -r /etc/default/syslogd || . /etc/default/syslogd
# allow ltsp to override
test ! -r /etc/ltsp/syslogd || . /etc/ltsp/syslogd
などとあって、さらに /etc/default/syslogd が(デフォルトで)存在していて、その内容が
#
# Top configuration file for syslogd
#
#
# Full documentation of possible arguments are found in the manpage
# syslogd(8).
#
#
# For remote UDP logging use SYSLOGD="-r"
#
SYSLOGD=""
なので、SYSLOGD が上書き(というか消去)されてしまっているということのようだ。
結局、/etc/default/syslogd を書き替えればいいんだけど、/etc/init.d/sysklogd にある「-u syslog」も効いていないので、それももともそっち (/etc/default/syslogd) にあるべきだろう。
あとは、/etc/syslog.conf とルータ (YAMAHA RTX1100) の設定をして、「/etc/init.d/syslogd restart」でおしまい。
と思ったら続きが……