2011-04-10

Blogger の Dynamic Views

このブログは Google の Blogger というプラットフォームを使っている。最近 Dynamic Views という機能が追加されて、通常のレイアウト以外に JavaScript なんかでニョロニョロと動くページが表示できるようになった。

使い方は簡単。既存のブログの URL に "/view" を付けるだけ。ページの右上にあるドロップダウンリストで見せかたを変えることができる。たとえば、このブログの場合なら "http://6x3.blogspot.com/view" を開いてみると以下のようになる。

Blogger's Dynamic View
これは、"Sidebar" という表示方法。左側に記事の一覧が表示され、それをクリックすることで右に記事の本文が表示される。

どうも RSS などのフィードを処理して表示しているらしく、もともとのレイアウトにあったサイドバーの広告やリンクのリスト、ブログパーツなどは表示されないけど、まぁそれはそれということで。アクセス数なんかも影響するかも。

"Sidebar" 以外にも何種類か表示方法あってウインドウの右上ドロップダウンリストみたいなのから "Timeslide" / "Mosaic" / "Snapshot" / "Flipcard" が選択できるようになっている。

"Timeslide" は三段組みで、右にいくほどおおまかな表示がされるようになっている(左の段の並び順はちょっとよく分からないんだけど)。

Blogger's Dynamic View
一番右側はタイトルのみの表示になっているところにマウスのポインタを移動すると内容が一部表示されるようになっている。一番左の段に表示される写真が無理やり正方形に変形されてしまうのはちょっとイヤだなぁ。さらにクリックすると各エントリの内容が表示されるけど、もともと全文が表示される "Sidebar" はともかく、"Mosaic" とそれ以外("Timeslide", "Snapshot", "Flipcard") でナビゲーションが違うようだ。"Timeslide" の場合はエントリの内容表示の一番上には、一つ前と一つ後のエントリへ移動するためのナビゲーションが表示されるが、これは "Flipcard" や "Snapshot" でも同じ。

"Mosaic" はその名の通り、各エントリをモザイク状に並べて表示するもの。Tumblr のテーマに似たようなものがあったような気がする。

Blogger's Dynamic View
文章だけのエントリと写真を含むエントリが適度な割合で並んでいるとけっこういい感じに見える。これも、マウスのポインタを移動すると各エントリが若干拡大されて、写真が表示されてるものにはタイトルがオーバーレイされるなどでカッコいい。クリックして表示されるエントリの全文の上(前)にはそれよりも新らしいエントリのモザイクが、下(後)に古いエントリのモザイクが表示されて、それを使って別のエントリに移動することができる。あぁ、前後にモザイクが表示されるというよりも、該当するモザイクをその場で展開して表示すると考えればいいのか。

"Snapshot" 表示は写真ブログに最適。文章だけのエントリは表示されないのでそれ以外には向かないと思う。

Blogger's Dynamic View
マウスのポインタを移動すると、写真が拡大されてエントリの本文の冒頭がオーバーレイされる。コメント数のバッジが表示されたりもする。

"Flipcard" は各エントリに写真があれば写真を、文章だけならタイトルをそれぞれ同じ大きさの正方形のカードのように並べて表示する。

Blogger's Dynamic View
マウスのポインタを移動すると、各カードが "Flipcard" の名前の通りクルッとひっくりかえってタイトルが表示される。各エントリに対応するカードが小さめなので、エントリ数が少いとちょっと寂しいかも。並び順は "Recent" / "Date" / "Label" / "Author" の4種類から選べて、"Recent" (新らしいもの順)以外はそれぞれ、月ごと、ラベルごと、著者ごとに分類表示ができるようになってる。

Blogger's Dynamic View
自分は最近 Twitter ばかりでブログ書いてないので "Date" 表示とかだとかならいスカスカ……。

面白いなぁ。

(追記: iPhone だとどの表示方法を取ろとしても強制的に "Mosaic" になってしまう。小さなディスプレイを配慮してのことだろうけど。)

2011-04-06

ReadyNAS Ultra4 を導入してみた(その2)。

承前。

というわけで、ReadyNAS Ultra4 がうちにやってきたのでさっそく初期設定から。ReadyNAS Ultra4の外観はこんな感じ。

ReadyNAS Ultra4大きくもなく小さくもなく、質感はわりと良い。

前面のドライブベイのドアを開けてみるとこんなふうに四つのトレイが並んで見える。

ReadyNAS Ultra4
最初どうやってトレイを取り出せばいいかよく分からなかったのだけど、トレイの下の方にある四角い凹みを指で押しさげるとうまく取り出せた。

ReadyNAS Ultra4
ReadyNAS Ultra4
トレイ自体は金属製で電子部品とかコネクタの類は一切なくて、ハードディスクをネジで単に固定するだけ。指を切るようなこともなく(ちゃんと面取りしてある)、ガタガタしたり歪んだりもなくて、精度はいいと思う。

ReadyNAS Ultra4
四つあるトレイを全部抜いても、主基板までは見通せない。

ReadyNAS Ultra4
ディスクを固定すると、ガッシリする。

ReadyNAS Ultra4
そのあとトレイを ReadyNAS に挿入して、電源とネットをつないでスイッチオン! ……のはずが、電源コードをつないだ瞬間に電源が入ってしまったけど、これはまぁ問題にはならない。前回も書いたが、ここで一度に複数のディスクを入れていまうのはダメらしい。

電源を投入すると、まず Factory Reset がかかって、それからディスクのテストが始まる。

ReadyNAS Ultra4ReadyNAS Ultra4

テストが終わると10分間の RAIDar の接続待ち状態に。

ReadyNAS Ultra4
RAIDar というのは ReadyNAS の管理アプリ(の入口)のようなもので、LAN 内にある ReadyNAS を探して、状態の表示を行ない、さらに Web の設定インタフェースを起動(Web Browser が開く)するもの。DHCP で運用していたりすると必要になるかもしれないけど、一度IPアドレス固定で設定してしまえば、あとは直接ブラウザで設定インタフェース("FrontView" というらしい)を開いても特に問題はなさそう。

(続く……)

余談: iPhone 4 で撮った写真と α700 で撮った写真であからさまに色が違って見える……

2011-04-02

ReadyNAS Ultra4 を導入してみた(その1)。

書斎のデスクの奥には外付けのハードディスクが5台くらいならんでいて、その総容量は 2TB を超えるくらいにはなっている。主に写真のファイルの貯蔵用に使っているのだけど、容量が足りなくなるたびに少し大きめのものに中身を移していくというのを繰り返しているうちに新旧のディスクが入り混じってなんだかちょっとわけが分からなくもなってきていた。

そこで、以前から興味のあったアプライアンスの NAS を導入してみることにした。買うことにしたのは、ある程度下調べはしてあったののと製品の雰囲気が好きだという理由で NETGEAR の ReadyNAS Ultra 4。本当のところを言えば、たまたま検索してみた NTT-X Store でずいぶんな安値で売られていたのを見つけたというだけのことなんだけど。

さて、注文した翌日には発送のメールが届いて、さらにその翌日に手元に届いた。NETGEAR のコーポレイトカラー?の青が清々しい。

ReadyNAS Ultra4
ReadyNAS Ultra4

さて、パッケージはちゃんと日本語化されていて台湾の小さなメーカーのもののようなあやしい雰囲気のない真っ当なもの。ディスクなしモデルを購入した場合の初期化手順なども側面に書かれている。これは、Web や PDF になっているマニュアルでなかなか探せない(だと思うんだけど、どっか他に書いてありますかね。案外すぐに目に付くところに書いてあるのを見落としてるのかもしれません)重要なもの。

ReadyNAS Ultra4

簡単に手順(というほど大袈裟なものではないけれど)を書いておくと以下のようになる。

  1. 一台めのハードディスクだけを ReadyNAS に挿入する。
  2. ReadyNAS 本体をネットワークを接続して電源を投入する。
  3. …… あとは、PC/Mac/Linux から設定。
大切なのは、1) で「一台だけ」ハードディスクを入れること。横着して最初から複数台入れてしまうとハマってしまうらしい。

(続く……)