2010-01-13

(IO-Data EXC-64G and) VMware FUSION and Parallels

先日、IO-DATA の ExpressCard/34 で使える SSD、EXC-64G が OEM もと(らしい)の Verbatim のドライバを使って、MacBook Pro で使えたと書いた。

そのとき、どういうわけか VMware FUSION でブリッジモードのネットワークを使おうとすると、LAN 全体に対して影響するようなトラブルがあったと書いた。そのときの実験では NAT モードでは普通に使えていたのだが、その後しばらく使っていると、NAT モードでもうまく使えないケースが何度かあった。ブリッジモードではほぼ 100% 不具合が出るのだけど、NAT モードだとときどきおかしくなるというのがなんとも悩ましい。

VMware FUSION 同様に Mac OS X 上で PC をエミュレートすることで他の OS を動作させることができるソフトウェアに Parallels というのがあるが、手元にライセンスのあった Parallels Desktop 4 でも試してみたところ、こちらでは、ブリッジモードでも NAT モードでも VMware で見られたような問題は起こらないようでそれなりにちゃんと動いていた。ただ、Ver.4 の最終版(製品での最新は Parallels Desktop 5)であっても、ゲスト OS として Windows XP を動作させているときに、(ゲストである Windows ではなくて)Parallels が何度か不意の異常終了をすることがあった。異常終了自体は歓迎されたことではないけれど、その場合でも Parallels の再起動すれば済むのは VMware で不具合が起こったときにホスト OS ごと再起動が必要になることに比べればまだマシではある。こんなこと言う人もいるみたいだしね ;-)

というわけで、当面は Parallels を使ってみようかと思ってるんだけど、Ver.4 を最新の Ver.5 にするかどうかでちょっとだけ悩んでる今日このごろ。

2010-01-09

IO-Data EXC-64G and Mac ……

以前に、IO-DATA の EXC-64G という ExpressCard/34 の SSD を購入したと書いた。今どきのカードなら MacBook Pro でも使えるだろうとタカをくくっていたところが、全く対応していないことが分かっただけでその後はしかたんなく死蔵していた。

先日、Twitter でこの EXC-64G が Verbatim のカードの OEM らしいというつぶやきを見て、IO-DATA は駄目でももしかしたら OEM 元にはドライバがあるかもしれないと思い探してみた。

結果は正解、Snow Leopard(10.6)を含む Mac OS X 対応のドライバを見つけることができた。

さっそくインストールして、EXC-64G を MacBook Pro (3,1) の ExpressCard スロットに差してみたところあっさりとマウントされた。System Profiler で見るとこんな感じになる。

IO-DATA EXC-64G can be used on Mac OS XVerbatim のドライバでもちゃんと IO-DATA の製品として認識されている。

Mac で使うので HFS+ でパーティションを作りなおして Xbench でベンチマークを取ってみた。

ランダムな書き込みが遅いのは分かっていたけど、これはちょっと遅すぎるかなぁ……。

さて、この EXC-64G を購入したもともとの目的は VMware FUSION の仮想マシンを置くことだった。さっそくUSB接続の外付けディスクから仮想マシンのファイル(パッケージ)をコピーして、FUSION を起動してみると、やっぱり仮想マシンにインストールされた Windows XP の起動がかなり早い(ような気がする)。

気分よく VMware FUSION で WIndows を使い始めると、なんとなくネットワークがつながってないような……。起動直後はそれなりに動いているのだけど、すぐに不通になってしまったようで、DHCP のリースも更新できないようになっている。さらに悪いことには、ホスト側OSでもネットワークが使えなくなっていて、もっと悪いことに LAN 全体が同じように不通になっているようだった(他の Windows PC や 複合機なんかもネットワーク利用不可。このとき、MBP のイーサがつながっているスイッチングハブのポートの LED がずぅっと激しく点滅していた)。しかたないので、一度 FUSION を終了して、と思ったところがそれだけでは問題は解決せず、結局 OS X を再起動しないと復帰することができなかった。(ちなみに、VMware FUSION はこれを書いてる時点で最新の 3.0.1。)

いろいろ自分で試してみた範囲では、このドライバがインストールされていると VMware FUSION の仮想マシンのネットワークでブリッジモードだと上記の不具合がある、ということのようだ(FreeBSD 8.0 でもおかしくなることは確認)。NAT にすれば動くようなのである程度は回避できると思うけど。まだまだ十分に試したわけではないのでブリッジでない場合でも不具合が生じる可能性もないとはいえない。時間と気持に余裕があるときに、VMware と Verbatim にだめもとでもレポートは送ってみようかとは思う。

VMware FUSION 以外に不具合があるかどうかは分からないが、とはいえ、全く使えなくて放置しているよりは一時的なファイル置き場としても使えるほうがいい。嬉しさも中くらいかな EXC、といったところかな。