2006-01-02

露店

昨日の元旦、仕事に行っている間に妻が子供たちを連れてN寺に初詣に行ったらしい。その時の話。

お年玉をもらって懐の暖かい長男は、妻から千円だけ使うことを許されて、財布にちょうど千円だけ入れて出かけた。で、いわゆる当てもの(?)300円で遊んで(結果はしょぼかったらしいけど)、お釣りをもらい、つぎに林檎飴を買おうと財布を開くと、百円硬貨一枚と五十円硬二枚の合わせて二百円しかなかった。

あわて手先の当てもの屋に戻り、お釣りが足りなかった旨抗議するも、全く取り合ってくれなかった。もちろん、長男がもらった釣り銭を落としてしまったということも考えられるし、すぐに釣り銭を確認しなかったのはまずかっただろうとは思う。しかし、普通に考えて、七百円の釣り銭を渡すのに五十円硬貨を使うなんてあまり考えられないから、もし、意図的に間違えて渡していたとするとこの露店商は子供相手に悪質なことをやっていたことになる。

結局いくら言ってもらちがあかないので、五百円を取り返すのは諦めて(もうすでにこちら側のあたまの中はこの「露店商=悪質な商売人」になっている……)、妻の矛先は釣り銭をすぐに確認しなかった長男に向いてしまった(気持ちはは分かる気もするが)。長男はその後うちに帰るまで泣き続け、初詣なんか行かなきゃ良かった、と言っていたらしい。

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