2008-12-28

Samba と rsync と Mac OS X

Mac OS X でネットワーク上のストレージを使うときに、Samba や rsync/rcp/scp などを混ぜて使うと困ることがある。

最近は MacBook Pro の内蔵ハードディスクが手狭になってきたので、当座の必要性の薄いファイルはなるべく外付けのディスクかネットワークジ上のファイルサーバにコピーをとることにしている。

必要性の高いファイルはなるべくローカルに置いておきたいし、ディレクトリツリーの構造はなるべくそのままでコピーをとりたいので rsync(1) を使ってアップデートコピーをしていた。最近の Mac OS X の rsync は、HFS(+) にちゃんと対応していて、リソースなどもよきに計らってコピーをしてくれて(-Eオプションを使う)、コピー先が別マシンのときは相手も Mac OS X でないと無視されるなど)非常に便利になっている。ただ、ここで若干の問題が生じることがあるのに最近気付いた。

Mac OS X の HFS(+) 上でのファイル名のエンコーディングと、Samba 上のファイル名のエンコーディングとは異なることが多い。Mac OS X 以外の OS を使ったマシン上のファイルシステムを Samba を使って Mac OS X から使っている人はだいたい知ってると思うけど、最近の Samba を使う限りはこれが問題になるいことは少ない。これは、アジアのペンギン: MacOS X とのファイル共有 に書かれているように、実際のファイル名のエンコーディングが異なっていても、ネットワーク上でやりとりされるファイル名のエンコーディングは問題ないように(ほぼ)統一されているからだそうだ。

SMB/CIFS でのファイル名のやりとりは、Linux や Windows では、非正規化 Precomposed UTF-16LE でやりとりされ、MacOS X では 正規化 Precomposed UTF-16LE でやりとりされています。

正規化処理を行っているか否かという違いはありますが、Linux、Windows、MacOS X のいずれも Precomposed UTF-16LE でファイル名のやりとりを行っていますので日本語ファイル名もほぼ問題なくファイル共有が出来ます。
ただし、ここに rsync や rcp など smb を介さないやりとりがあると問題が起こることがある。

つまりはこういうこと。rsync や rcp や scp などは、ファイル名に関してはなんの変換も行なわない。したがって、Mac OS X で UTF-8-MAC (前記リンク先では Unicode Normalization Form D (NFD) あるいは 正規化 Decomposed UTF-8 と書かれてますね)で表現されたファイル名のままコピー先にファイルが作成されてしまう。このコピーされたファイルを Mac OS X マシンから rsync や rcp を使ってアクセスする限りにおいては問題は生じない。

ところが、このファイルを samba を使ってアクセスすると、ときどき問題が起こる。

Linxu 上の Samba は、ローカルなファイル名が(やはり前記リンク先の表現を借りるなら)非正規化 Preomposed UTF-8 であることを前提にネットワーク向けには(smb経由では) Precomposed UTF-16LE に変換して、Mac OS X 上の samba クライアントと通信する。 ところが、rsync や rcp や scp でコピーされたファイルの名前はもともとの Mac OS X の HFS(+) 上にあったときと同じ UTF-8-MAC なので、これらのエンコーディング間で違いがある場合には Precomposed UTF-16LE へ正しく変換が行われない。UTF-8-MAC と Precompoesed UTF-8 の違いは主に濁点や半濁点などに見られるため(このへん理解があいまなのですが……)、これらが含まれる場合に困ったことになる。

たとえば、rsync でコピーしたファイルが、Samb を使ってファインダーから「見える」のに、実際にアクセスしてみると「存在『しない』」とされてしったり、場合によってはその存在さえ「見えなく」なってしまう。

一つ、実例を挙げてみる。今、Mac OS X 上で「ボ」というファイルを作ったとすると、Finder から見えるそのファイルは、「e3 83 9b e3 82 99」となっている(Mac OS X のhexdumpで確認。エンディアンの問題があるけど、ややこしいので以後 Linux 側でもこちらの表記に合わせることにする)。これを Finder で Linux (Ubuntu 8.04.1) 上の samba のボリュームにコピーすると、コピー先では「e3 83 9c」となっていて、Mac OS X で「ホ」+「゛」に decompose されていたものが、samba によって適切に変換されていることが分かる。もちろん、このファイルは Finder からは(samba を経由するので) decomposed されたように見えているのでファイル操作にはなんの問題も生じないし、Linux からも precomposed UTF-8 のファイル名として普通に扱える。

一方、samba を介さずに rsync を使って直接コピーを行なったとすると、Linux のファイルシステム上でもファイル名は変換されずに decompose された「e3 83 9b e3 82 99」となる。そして、このファイルのあるディレクトリを samba 経由でマウントすると、Mac OS X 側からこのファイルの名前は同じく「e3 83 9b e3 82 99」であるように見える。ところが このファイルにアクセスしようとすると、(sambaは)Linux 上にあるファイル名が前述のように「e3 83 9c」であることを期待するのに、そんなファイルは実際には存在しないという問題が起こる。この問題の現われ方はどうにも素直でなくて、実はこのファイルはファインダで「見る」ことはできるが、どうにも正しい(期待される)ファイルのようには見えなくなったりする(下図: 手前がローカルなボリュームに最初に作ったファイル。奥が samba でマウントしたボリューム上のファイル)。標準テキスト(本当は空のファイルなんだけど)のはずのものがコピーになるとエイリアスのように見えているし、メタデータはめちゃくちゃだし、しかも、このファイルはクリックしたとたんに Finder から見えなくなってしまう。


decomposed UTF-8 と precomposed UTF-8 でファイル名に違いがない場合にはこの問題は起こらない。だから、デジカメの写真を撮ったままのファイル名でバックアップするときには問題になることはないし、普段からファイル名に日本語を使わないような場合にも問題になることは少ない。

また、samba のサーバー側の文字設定(unix charset)を UTF-8-MAC に設定することがきれば(標準でこれができる Liinux は少なそうだ)、Mac OS X からそのボリュームを使う場合に限ってはこの問題は解決する。しかし、その場合でも Windows から アクセスしたり、Linux 上で直接ファイル操作を行う場合に問題が起こりそうなのは同じことだ。

結論としては 、samba でのやりとりとその他の方法でのファイルのやりとりは、(それぞれのファイルシステム上のファイル名のエンコーディングが異なる)クロスプラットフォームでは

混ぜるな危険

ということか。どちらからも全く問題のない解法は今のところはないし、rsync や rcp、scp などのようなプログラムの全てにファイル名の変換機能を付けるというのも非現実的(というか自分でやりたくない/ 自分ではできない )だし。

2008-12-26

Animoto を使ってみた

TechCrunch でも紹介されていた ANIMOTO を試してみた。

これは、写真を何枚かまとめてスライドショーというか動画を作ってくれる Web アプリで、自分の場合は iPhone 用に用意された専用アプリを使ってみた。

What I ate


なかなか楽しい。音楽は向こう(ANIMOTO)が用意したものをそのまま使っているけど、それなりにバリエーションがある。

無料版で使っていると、かなり短い動画しか作れないけど、3ドル払えば長さ無制限の動画を一つ作れるようになって、30ドルならいくつでも作れるようになる。ただし、動画の長さは音楽のファイル容量(最大10MB)で決まってしまうので、何十分もあるようなものは作れないらしいけど。

今のところちょっと残念なのが、Web アプリ版で作ったアカウントを iPhone アプリと関連付ける方法が分からないので、iPhone で作った動画を web で編集したり、なにしたりというのができないこと。なんらかの方法があるのではないかと思うんだけど、iPhone 側のアプリにアカウントの設定とかが見当たらないし、Web アプリ側でもよく分からないし。

2008-12-21

なんちゃって TimeCapsule には(場合によっては) afp が必要らしい

α700 - SONY AF100mm F2.8 Macro - Preview.app

6 x 3: なんちゃって TimeCapsule を作ってみたで、TimeMachine で使うバックアップ先に samba を使って問題ないよ、ということを書いた。しかし、場合によっては afp が必要になることもあるらしい。
Mac OS X Hints上記記事によれば、Leopard のインストール用 DVD を使ってフルレストアする場合に smb は使えないとのこと。どうやら、DVD で起動するシステムから smb 関連の機能が省かれているのがその理由。afp ならもともと含まれているのでフルレストアもできるというわけ。

だから、フルレストアをしない場合は、smb でも大丈夫。コメントには、「クリーンインストールしてから移行アシスタントで TimeMachine から必要なものをごっそり持ってくる(超訳)」という手段も書かれている。

また、コメントに nfs なら大丈夫かもと書かれているのもあって、これは機会があれば試してみたいと思う(Mac OS X で nfs マウントするのは実は簡単。unmount までの時間の設定が 3600 秒になっているので、Mac を常に持ち運んで使っているような場合は短くしておくほうがいいかも)。

2008-12-20

なんちゃって TimeCapsule を作ってみた。

前からやろう、やろうと思いっていた「なんちゃって」Time Capsule を作ってみた。

参考にしたのは主に次の二つのサイト。

どちらもリモートのボリューム上のスパースバンドル・ディスクイメージをバックアップ先に使うのは同じで、それを TimeMachine が使えるようにする手順が違うだけ。

また、後者では afp が必須で smb だと駄目なように書いてあるけど、うちでは samba を使って今のところ問題なく動いているようだ。もしかしたら、samba の設定によって変わってくるのかもしれない。

というわけで、簡単にまとめてみる。

1. バックアップのディスクを用意する

バックアップを置くボリュームは、おうちサーバの openSUSE 10.3 上の samba。新しく買ってきたディスクをつないで、ファイルシステムを作って適当なところにマウントしておく(ちなみに今回は reiserfs を利用)。さらに該当ディレクトリを samba の設定で、Mac OS X からマウントできるようにしておく。

2. 実際のバックアップ先となるイメージを作る

上のリンク先にあるような手順で(どちらでも同じ)、スパースバンドル・ディスクイメージを作成する。ファイル名は、「コンピュータ名_MACアドレス.sparsebundle」のようにしておくこと。このとき、MACアドレスの Octet 区切の 「:」や「-」は入れない。例えば、コンピュータ名が「macbook.local」で MAC アドレスが 「00:23:32:ab:cd:ef」の場合は、「macbook.local_002332abcdef.sparsebundle」となる。リンク先にあるようにサイズの変更を忘れないように。

3. Mac 側でリモートボリュームへの TimeMachine を有効にする

自分は iTimeMachine を使う方法で行なったが、Terminal で「defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1」する方法でもたぶん大丈夫だと思う(実際 iTimeMachine での設定後に TMShowUnsupportedNetworkVolumes が "1" に設定されているのを確認したが、その他になにをやっているのかは未確認)。それが済んだら、システム環境設定の TimeMachine パネルの「ディスクを変更」で、バックアップ先を設定しておく。

以上でおしまい。本物の TimeCapsule でもそうらしいけど最初のバックアップにはそれなりの時間がかかるので、寝る前に仕込んでおくのがいいと思う。また、次からは該当ボリュームをマウントしておかなくても必要に応じて勝手にマウントしてくれるので(使ったことがないけど)本物の TimeCapsule と使い勝手は変わらない(と思う)。

参考のために、TimeMachine 時のログを抜粋しておく(MACアドレス該当部分は「XXXXXXXXXXXX」で置き換えてある)。
オフトピだけど、下の blockquote 要素中の pre 要素に style="overflow: auto" してあるのに、Safari だとスクロールバーが出ないな……
Dec 19 01:13:07 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Starting standard backup
Dec 19 01:13:07 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Network volume mounted at: /Volumes/timecapsule
Dec 19 01:13:09 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Disk image /Volumes/timecapsule/mbp15.local_XXXXXXXXXXXX.sparsebundle mounted at: /Volumes/TimeCapsuleBackup
Dec 19 01:13:09 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Backing up to: /Volumes/TimeCapsuleBackup/Backups.backupdb
Dec 19 01:13:18 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: No pre-backup thinning needed: 2.01 GB requested (including padding), 116.41 GB available
Dec 19 01:13:18 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Waiting for index to be ready (906 > 0)
Dec 19 01:14:33 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Copied 2639 files (81.1 MB) from volume mbp15.
Dec 19 01:14:34 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: No pre-backup thinning needed: 1.91 GB requested (including padding), 116.41 GB available
Dec 19 01:14:52 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Copied 1654 files (160 bytes) from volume mbp15.
Dec 19 01:15:00 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Starting post-backup thinning
Dec 19 01:16:40 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Deleted backup /Volumes/TimeCapsuleBackup/Backups.backupdb/mbp15/2008-12-18-005955: 116.41 GB now available
Dec 19 01:16:40 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Post-back up thinning complete: 1 expired backups removed
Dec 19 01:16:40 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Backup completed successfully.
Dec 19 01:16:43 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Ejected Time Machine disk image.
Dec 19 01:16:59 mbp15 /System/Library/CoreServices/backupd[11787]: Ejected Time Machine network volume.
TimeMachine(backupd)が勝手にリモートボリュームとそのボリューム上にあるイメージファイルをマウントしているのが分かる。

これで数日使ってみたが特に問題なく使えている。

それはともかく、これはなかなか便利。もっと早く設定しとけばよかった。

2008-12-11

PC 復旧した

しばらく前に、うちの Windows PC が壊れたらしい話を書いた。そのときは電源が原因らしいなぁと思っていたので、いろいろ調べて Just MyShop から購入したのがこの電源。
PowerSupply
壊れてから、電源を購入してそれが届くまで約2週間。ようやく復旧できると思って、電源をさっそく交換してみた。

しかし、動かなかった、全く交換前と同じ症状。メモリチェックが走って、スクリーンに「Memory T」が出たところで止まってしまう。

ちょっとショックを受けながらも、原点に帰って Google 先生におうかがいを立ててみた。今度はマザーボードのメーカー「GIGABYTE」と 「Memory T」を検索キーワードにして。すると カカクコム の掲示板で同じ症状で困っていた人の話が見つかったのだけど、解決方法がなんと USB の外付け機器を外すというもの。まさかまさかと思いつつも、外付けディスクを外してみると……BINGO! 無事起動。

なんで USB なんだろうとか思いながら、再度繋ぎなおしてみると今度はなんの問題もなく起動する????

なんだかよく分からないけど、普及したのはまぁめでたいことなので取り敢えずはよしとしておく。その後、SPORE も若干進んでとうとう宇宙にも進出したことだし。

2008-12-07

iPhone アプリのインストール数

PhotoShare の Big Canvas の中島さんのブログ "Life is Beautifule" で、「iPhone ユーザは一年間どのくらいアプリの購入に費すのか?」というトピックがあがっていたので、有料のものだけでも数えてみた。

思ったよりも少ないけど、Appigo Todo、アスファルト4、ネオサメガメ あたりはけっこうなお値段だったので、総額で4000円くらいかな。

無料のものでも、もっとよく使うものや便利なもの、楽しいものもたくさんある。それについてもいずれまとめてみよう。

2008-11-28

iPhone の電卓がなかなか面白い

iPhone の電卓は、横位置ではかなり機能豊富な関数電卓になる。また、この状態では表示可能な桁数が 16桁もあって、なかなか実用的な便利ツールだ。(ジンバブエでお金の計算をするのにも十分……かな……)

今、16桁の数値 1234567890123456を横位置で入力してみると下のようになる。


これをそのまま横位置にすると、表示桁数は減ってしまう。


たとえばこの状態で「- 1」などとやってみても、指数部が大きいので当然表示は変わらないが、横位置にすると……


のようにちゃんと計算されている。

また、縦位置では9桁以上は入力できないのだけれど、計算自体は横位置のときと同じだけの精度で行なっているみたい。つまり、縦位置で「2 / 3」とすると「0.66666667」と表示されるが、そのままで横位置にすると「0.666666666666667」と表示されるということ。

さらに縦位置で「123456789 + .1234567」した結果は「1.234568e+8」と表示されるが、これも横位置にすればちゃんと「123,456,789.1234567」となって、横位置でも入力できないだけで計算自体は縦位置と同じ精度で行なっていることが分かる。

なかなか面白い。

2008-11-27

ノキアが日本の携帯電話市場から撤退?

iPhone 購入後、すっかり影の薄くなってしまった私の NM705i。それでももともと通話が主で i-modo やらなんやらの付加機能にはあまり期待していなかったこともあり(でも bluetooth がちゃんと使えるのはいいよね)、普通に電話としては常用している。

Nokia NM705i for DoCoMo
そのメーカーであるノキアが超高級機部門を除いて、日本国内での携帯電話の販売を打ち切るとか。

さびしくなる気もするけど、NM705i や NM706i のような原型モデルからあからさまなデグレードを長い間 キャリア(docomo)に要求されてきたわけで、コストもかかるだろうし、数も出ないだろうし、しかたないのかもしれない。

ノキアの普及モデル(NM705i あたりかな)、小さくて好きだったんだけどなぁ……

2008-11-25

きょうはなんのひ? (Mat にっき(2008-11-23))

娘がまだ小さいころ(といっても今でもまだ10歳だけど)、うちでもこの本はよく読み聞かせをしていたのを思い出す。



発達障害のある子供なので、そのころはまだあまり意味は分からなかったろうし、今でも物語を追うのは難しいかも。ある意味、学習のためにに読み聞かせをしていたような時期だったけど、それなりに楽しんでもらっていたとは思う。

娘が Matz さんのところのようなことをしてくれたら、たぶん泣いちゃうだろうな……

2008-11-22

PC 壊れた。

メインで使っている MacBook Pro の他に Windows でしか使えないソフトウェア(平たく言えばゲームだ)をするために Windwos の PC がうちでは常にスタンバイしている。もっともいつもいつもゲームをやるだけの余裕(時間的・精神的)があるわけでもないので、普段は Microsoft Update と AntiVirus ソフトウェアのアップデートがこの PC の主な仕事だ。

その PC がどうにも起動しなくなった。一度は、ログインプロンプトが出るところまで行ったものの、その後でいきなりシャットダウン(電源断)。そのあとは、画面が表示されるところまでなかなかたどり着けず、何回かに一度メモリテストの「Memory T」が表示されたところではいくもののそこから先へは進まず、しばらくするとやはり電源が落ちる。

どうもハードウェアの異常っぽいので、ケースを開けて観察もしてみた。

まず、電源が入った場合は、CPU のファンは回るが、しばらくするとそれも止まってしまう。PC のマザーボード上の圧電スピーカーもピポとも言わない。ハードディスクへ給電するケーブルのコネクタでの出力電圧が高いときでも 3.6V と 10.6V くらいしかない。

電源に問題があるみたいだ。

最近は PC の自作にもあまり興味が持てないので、パーツ事情にも疎くてどんな電源がいいのか分からないので 2ch でちょっと調べてみているけど、情報がありすぎるのも迷ってしまって困るなぁ。良さげなものはやはり高いし、扱っている店も少ないし。

ともあれ近日中に電源買ってきて、 SPORE の続きを早くやりたいなぁ。

2008-11-13

PhotoArtist

PhotoArtist は iPhone 用の写真レタッチアプリケーション(230円)。百聞は一見に如かず、一例を上げてみる。


iPhone で撮影した元の写真PhotoArtist で Cartoon を適用後
Good Smile
Good Smile 2
Cartoon の他にも Illustration, WatorColor, Mono, Pen, Halftone などの効果があって、それぞれで効かせ方が四種類選ぶことができる。効果を適用後は、カメラロールに結果を保存するほかそのまま PhotoShare に投稿することもできる。

どの効果もそれなりに面白いのだけど、は例にあげた Cartoon が個人的には一番分かりやすくて使いやすい(?)と思う。もちろん、もとになる写真や絵、それに好みによって人さまざまだけど。

iPhone 使うようになって、読書量が減ったり、Blog に書く回数が減ったりしているが、その原因の一つともなっているなかなか楽しいプログラムである。

敢えて難点を上げるとすると、効果を選ぶときに名前で選ぶのではなくて小さくてもいいからプレビューで選べるとか、効果の効き方を選ぶときに見せるプレビュー画像の表示部分を元画像の任意の部分に移動できるようにするとかくらいかな。

PhotoShare、SmallCanvas、PhotoArtist と矢継ぎ早に三つもの素晴しいアプリケーションをリリースする Big Canvas Inc. もたいしたものだなぁと感心する。ちゃんと商売になってるといいんだけど……。

2008-11-05

NatsuLion for iPhone

iPhone で今、個人的利用頻度ナンバーワンなのが、NatsuLion for iPhone。もともとは NatsuLiphone として公開されていたものが、名称に iPhone が入っているとのことで、改名されている。

改名前
改名後

とても快適に twitter できるプログラム(^_^)。

対話を追いかけやすいペアタイムライン機能や、どんどんタイムラインを遡っていく感じが気持ちいい Autopagerize 機能などが秀逸。

web へのリンクを内蔵ブラウザで開くか、Safari で開くかの選択もできる。iPhone 側の制限なのでしかたないとは思うけど、Safari を使うように設定していると、あとで夏ライオンに戻ってきたときに、タイムラインの位置を覚えてないのが残念。あるいは、普段は内蔵ブラウザでいいけど、ブックマークしたいときにそのまま Safari で開けるようになると便利かなぁとか。

あとは、写真を投稿できれば文句ないだけど、これはそのときだけ別のプログラムを使えばなんとなかるか。

ともかく、iPhone / iPod touch で Twitter をやってる人にはオススメ。

2008-10-30

BBモバイルポイントが iPhone で無料で利用可能に!

どうやら、無線LANサービスの「BBモバイルポイント」を iPhone 3G から無料で利用できるようになるらしい。

こういう有料の無線LANだと、ブラウザでアクセスして認証を行うものが多いと思う。でもそれだとiPhone の小さな画面ではやっぱり使いにくいので、認証専用のアプリケーションでも用意しておいて、自動ではなくても、簡単に使えるようにして欲しいな。

使えるようになるは 11月4日からだけど、12月1日からは2回目以降の認証にパスワードとIDの入力が不要になるということだから、もしかするとその頃に専用のアプリケーションが提供されるのかも。

というわけでワクワクしながら近くのBBモバイルポイントを探しておこう。

#iPod touch はやっぱり駄目かな。

Caster of Giroflex 33

Caster of Giroflex 33
Originally uploaded by rok1966

自宅では Giroflex 33 というイスを使っているのだけど、その脚に付いてるキャスターの一つが壊れかけていた。素足で座っていてなにげなく触れたときに違和感を感じて見つけた。

キャスターのコロというかタイヤというかコマというかの外周に固めのゴムがはめ込まれているのだけど、その一つが裂けてしまっている。そんなに酷使しているわけでもないのだけどな。

部品だけ貰えるかどうかあとで確認してみよう。

2008-10-28

crossreview.jp のレビュー数が一万本を突破

このブログのサイドバーにもブログパーツが貼ってある、crossreview.jp。Twitter のようなマイクロブログ的な仕組を、商品レビューに利用したなかなか目の付けどころがよさげなサイト。

その crossreview.jp のレビュー数が四か月弱で一万件を超えたとのこと。

実はなにげに一万件目を狙っていたりもしたのだけど、思ったより早かったようだ。

それはともかく、一万件。たいしたもんだと思うけど、世の中にはもっともっといろんな商品が満ち溢れていて、まだまだ足りない気がする。Amazon で扱っている商品全部が対象になっているので、逆にレビュー対象が多すぎて、"cross" review になりきってないのが、今のとろちょっと辛い。実際、自分でレビュー(というほどのものでもないが)を書いていて、他の人が誰もレビューしていないことが多いと思うもの(そんなにマイナーなものばかり書いてるわけではないのに)。同じものに対してもっといろんな意見が読みたい。

というわけで、まだまだがんばって、次は10万件目を目指してみよう。

2008-10-25

BlogWriter lite を試してみる

そもそもの筆無精に加えて、twitter があまりに気軽に書けるので、blog に投稿するのがいささかめんどうに感じるようになってきた。

twitter の手軽さのかなりの部分は、twitterific や NatsuLiphone などのいつでもどこでもつかいやすい iPhone アプリケーションにあると思っている。

ということは blog でも同じような条件をととのえれば、以前のような(たいしたことないけどそれなりの)ペースで投稿できるのではないか。

まずは ShoZu を試したのだけど、これは内蔵のビューアで日本語が表示できないし、テキストの投稿もなんだかうまくいかなかった。

BlogWriter lite はテキストだけにかぎられるが、ちゃんと投稿はできるのだけど、投稿時のタグ付けと下書きとして保存できないのが残念。

2008-10-23

Blogger Post Gadget で書いてみる

Blogger Post Gadget を使えば、iGoogle から直接投稿できるようになった。並べた他の Gadget をながめながら、ネタを仕込むくらいに使うのに丁度いいかも。

それにしても、最近 iGoogle 関連の更新が多くて楽しいなぁ。

#Safari だとこの Gadget の TEXTAREA にスクロールバーが機能していないかも。

2008-10-18

MacBook Pro 復活

修理に出していた MacBook Pro が帰ってきた。

修理内容は、普通にロジックボードの交換(と認識しなくなっていた iSight の載っているボードの交換)。 例のリコール(とまでは言わないか)についてはなんにも書いてなかった。ちなみに修理後に System Profiler.app で グラフィックスの項目を見ると以下のようになっている。修理前のものがないので比較はできなけど……

さっそく、代替機の起動ディスクに使っていた外付けのハードディスクの中味を Disk Utility の「復元」で MacBook Pro の内蔵ディスクに上書き。今回は、~/Library/Preferences/ByHost 以下のファイルで以前使っていたものを、新しい UUID に合わせてコピーしたので、手での設定変更は最小限にすんだと思う(参考: 6 x 3: 結局 MacBook を購入 のコメント)。

ネットブート環境での設定の共有とは違って、今回は一回限りの変更なので、手抜きをして以下のようなシェルスクリプトを使った(本当はもうちょっと複雑だけど、それぞれに事情も違うだろうから骨の部分だけ)。もちろん、先に ~/Library/Preferences/ByHostのバックアップをまるごと取っておくのは言わずもがな。ついでに、いつもうっかりしてしまうので、実行すべきコマンドを別ファイルに出力しておき、その内容を確認したあとで(たとえば、ファイル名に空白が入っていたりすると困っちゃうことなんかもあるので、その部分を編集したりして)、それを実行するようにしている。

#!/bin/sh

DIR=/Users/rok/Library/Preferences/ByHost
ORIGUUID=00XXXXXXXXXX
NEWUUID=00YYYYYYYYYY

cd $DIR
ls *${ORIGUUID}.plist | while read origfile
do
prefix=$(expr "$origfile" : "\\(.*\\)\\.${ORIGUUID}\\.plist")
newfile=$(echo "$origfile" | sed -e s/${ORIGUUID}/${NEWUUID}/)
if [ -f "$newfile" ]; then
echo cp "$newfile" "$newfile.bak"
fi
echo cp -p "$origfile" "$newfile"
done
新旧の UUID は予め調べておいて直書きしている。UUID の付け方はまともに扱おうとするとけっこう面倒臭いので、一度普通にログインしてすぐにログアウトしたあとで、~/Library/Preferences/ByHost をのぞけば、タイムスタンプでだいたいの見当はつくと思う。

今回は念のためにシングルユーザモードで起動して作業したのだけど、キーマップが US になってしまい、日本語キーボードではbackquote「`」がどこにあるか分からず、自分としては珍しく「$()」を使っている。まぁ、それはどうでもいい話。

というわけで、(たぶん)無事復活してめでたしめでたし。

2008-10-15

α900 を触ってきた。

Photo with iPhone

先日の東京出張で、会議が予定よりもずいぶん早く終わったので、銀座ソニービルに寄って α900 を見てきた。

ネット上の評判や報道に違わず、予想通りに堅実な仕上がりで確かにいいなと思った。対応してくれた係の人もカメラのことをちゃんと知っていて30分くらい話しができたのもよかったな。

特にファインダの見易さはかなりのもので、あまり明るくない照明の下でもかなりはっきりとピントの山を捉えることができていいなと思った。24-70mm F2.8ZA という明るいレンズのおかげだったのかもしれないけど。

インテリジェントプレビューは思ったよりも使えそう。設定の試行錯誤をシャッターを一度切るだけでできるというのは実際に使ってみるとかなり便利に使えるだろう。

あと、手に持った感じも α700 に比べるとかなりしっかりしていて好ましい(自分のα700は本体のグリップを強く握ると内側が 0.5mm くらい凹む感触がある。縦グリの方がしっかりしている感じ)。そのしっかり感のわりには、α700 よりも重くなった感じはあまりなかった。

ともあれ、α700 を買ってからまだ一年経ってないこともあるし、まだ欲しいレンズもあるし、いろいろあるしで、α900 の購入には至らないとは思うけど、次にフルサイズセンサーのカメラが出たらその時こそ買ってしまうだろうなぁ。

と、MacBook / MacBook Pro / MacBook Air 等のラインナップが新しくなったその日に書いてみるブログ……

2008-10-10

DVD: 図書館戦争 3


DVD: 図書館戦争 3
Originally uploaded by rok1966

第三巻は「図書館戦争」のテレビシリーズの折り返しくらいまで。

加えて、放送されなかったエピソードガ一つ。けっこう大事な部分なので、できれば見るべき。すごくいいから。

こういうエピソードが放送できないというのは、なんとかならないもんなんだろうか。


2008-10-09

Mac OS X から NFS にアクセス

Java の生みの親であるところの James Gosling さんのブログで Mac OS X を NFS クライアントとして使うのは簡単だよ、と書いてあったので試してみた。

Gosling の書いているようにマウントするのは本当に簡単。「/net/ホスト/exportされたディレクトリ」を開けばそれでおしまい。

久々に NFS サーバをセットアップ(というほど大事でもないけど)したのだけど、結果としてはイマイチ使い勝手がよくないかもと思った。

NFS サーバとして試してみたのは、openSUSE 10.3 と Ubuntu Server 8.04 の二台で、openSUSE は YaST で Ubuntsu は Webmin で設定した。自分で実際にちゃんと使ったことがある nfs は v2 までだったので、v4 になるまでに加わった新機能とかそんなのは全然分からないので、適当な設定になっていた可能性もあるけど、ファイルの読み書きは Samba でマウントしたものの方が倍くらい速い。NFS では sync オプションを指定していたのだけど、Samba での動作が sync に相当するのか async に相当するのかが分からないので妥当な比較ではないかもしれない。

また、共有ディレクトリとして誰でもアクセスできるようにするだけでもない限り、サーバとクライアントで uid や gid を揃えないといろいろと不都合があるのは周知だと思う。多くの Linux では uid のデフォルトは 1000 から、gid も各ユーザごとに 1000 が振られていると思う。これに対して Mac OS X では、最初のユーザ(必然的に管理者ユーザ)は uid として 501 が振られ、20(staff) や 80(admin) という group のメンバーになっている(Linux では 20 や 80 はもちろん別のグループになっているか、デフォルトの /etc/group に含まれていないか)。

そういうわけで、uid を Linux と Mac OS X で揃える必要が生じる場合もあるけど、どちらかというと Linux 側で変更したほうが問題は少なそうだ(根拠はない……)。今回マニュアルを読んで初めて知ったのだけど、openSUSE や Uunts では usermod(8) の -u オプションで uid を変更すれば、ホームディレクトリ以下のファイルの owner もまとめて変更してくれるという便利な機能があることが分かった。この NFS サーバにアクセスするのが一人しないのであれば、これで問題は解決する。

ところが、複数の Mac ユーザが同じネットワークにいて、それぞれをパソコン的に使っていると同じ 501 という uid を持つユーザがたくさんいることになってしまって困ってしまう。手間を考えると、サーバ側の uid や gid に合わせて Mac 側を変更することになるのだろうけど、……。クライアントが UNIX だって同じことだけど、UNIX で新規ユーザを作るときとかは uid や gid のことをもっと意識しているだろうから問題になりにくい気がする。

Samba や AFP だと uid とは別の認証方法(というかファイルの所有者と利用者の紐付けの方法)があるので、UNIX 風の生の uid を意識することもないし、ずっと気楽。加えて、そっちの方が速いとなれば、Mac OS X から NFS を使う理由は今はあんまりないかなぁというのが実感。まぁ、要は適材適所なので NFS が生きるような場合もあるんだろうけど。

NFS がらみで昔を懐しんで Auspex をググってみたら、もう会社はないのね。寂しいなぁ。

2008-10-05

結局 MacBook を購入

MacBook Pro を修理に出している間はどうにも仕事にならないので、結局 MacBook の一番安いやつ(と増設メモリ)を購入した。

iPhone

MacBook Pro の内蔵ディスクを Disk Utility を使って複製した外付けディスクを起動ディスクにして利用するために、使い勝手は画面が小さなこととキーボードの感触がイマイチなことを除けば殆ど変わらない。設定なども(複製なので当たり前だけど)大部分はちゃんと引き継がれているし。

とはいえ、外付けディスクから初めて起動するときには、若干のトラブルというか留意事項はある。
  • iTunes で認証が必要。
    データはそのまま残っているけど、購入した曲やダウンロードした iPhone / iPod touch のアプリケーションを利用するには、iTunes で認証しておく必要がある。
  • 日本語IMを使用しない状態になっている。
    どうも、外付けディスクから起動したときに IM の設定が消えてしまうようで、U. S. だけになってしまっていたので、普段使っている AquaSKK に設定しなおした。普段からことえりを使っている人は問題ないかもしれない。
  • SpotLight の索引
    どうも、ディスクが変わらなくても、本体が変わればいつでも索引を作り直すみたい。
  • MobileMe設定
    アカウント情報はそのまま設定されているが、同期に関する情報はクリアされている。また、MobileMe のコンピュータ名が、もとのコンピュータと同じになっているので必要に応じて変更しておく。名前を変えたあとで「同期」するとき、たぶん「結合」でいいのだと思うけど、不安な人は MobileMe かローカルなデータかのどちらかでもう一方を上書きしてしまえばいいと思う。ディスクの内容をもとの Mac に戻して使うときには、たぶんコンピュータ名を戻しておく必要があると思う。
  • アプリケーションによっては、既に前のコンピュータで認証済みであっても、さらに認証する必要がある。
他にもなにかあったかもしれないけど、あまり覚えていない。思ったよりもトラブルは少ない。

MacBook 自体については、値段の割に(MacBook Proの半額だよ)とても良くできていると思った。もうすぐモデルチェンジだという噂もあるけど、まぁ、しかたないよね。

2008-10-03

MacBook Pro 壊れた……

2007年の6月に購入した MacBook Pro を普段愛用しているのだけど、それが壊れてしまった。

Little Butterflyα700 - 100Macro
写真と本文は関係ありません


具体的には液晶ディスプレイになにも表示されないというものの。液晶パネルだけの故障なら部品があればすぐに直るかと淡い期待を抱いてアップルストアに持ち込んだのだけど、結果は外部ディスプレイにの一切表示されなかった。ということは、パネルとか配線の問題ではなくて、グラフィックボードまわり、つまり一体型の MacBook Pro としては ロジックボード を交換するしかないのでは、ということになった。

その場で預けて帰ってもよかったのだけど、一度うちに持ち帰ることにした。これは、念のためにフルバックアップを取っておきたかった(最近フルバックアップを取ってない……)のと、修理センターに送った方が戻ってくるまでの時間がかからないのではないか、という意見をジーニアスにもらったため。

帰りに梅田のヨドバシに寄って、丁度内蔵ディスクの中味は入るくらいの容量の FireWire 接続できる外付けディスクを買った。最近 FireWire 対応機器って少ないのは知ってたけど、値段も随分違うしで、ちょっと考えたのだけどカスケード 接続できる FireWire でいいかなと思って LOGITEC の 160GB のポータブルタイプのものを選んだ。だけど、実際にはこのディスクには FireWire の口がひとつしかなかったんだけど……

なんだかんだで、夜中に MacBook Pro をターゲッットモードにして PowerBook G4(これも液晶ディスプレイが壊れていて、イザというときには外付けディスプレイを使う) を使ってバックアップしようとしていると、突然ディスプレイが正常に復帰して驚いた。ただ、いつまただめになるかもしれないので、とりあえず DIsik Utility の「復帰」を使ってバックアップを取った。

明けて、今朝、改めて起動してみるとやっぱり映らない……。ということで、素直に諦めて修理に出すことにした。

で、今はバックアップを取った外付けディスクを起動ディスクにして、支店用に購入しあっあ iMac 24inch で作業している。キーボードとマウスが慣れないのでけっこうストレスになってるうようで、肩が痛い。

思い起こしてみれば、677MHz の PowerBook G4, 1.5GHz の PowerBook G4 に続いて液晶あるいは表示部関連のトラブルは三度目。今度ばかりは AppleCare に入っていてよかった。あ、修理のときについでに最近認識しなくなった iSight も直してもらうおう。

2008-09-28

OmniGraffle 5 の AppleScript サポート

OmniGroup と言えば、古くは NeXTSTEP 時代からの老舗で、最近でも OmniGraffleOmniOutliner、最近では GTD を実践するための OmniFocus などのなかなか使いやすいソフトウェアを開発・販売している。自分でも OmniGraffle や OmniOutliner (どちらも Pro 版)を愛用してはいるのだけど、まだまだ十分に活用しているとは言い難く、ときどきそれまで使ってなかった機能を見付けては改めて感心したりしている。

さて、先日もそんなソフトウェアのひとつである OmniGraffle で、編集メニューの「別形式でコピー」項目のサブメニューに「AppleScripto」というのを見付けたので、ちょっと試してみた(注: 以下の例で「OmniGraffle Professional 5」となっているのは普通にインストールしているなら「OmniGraffle Professional」となっているはず)

たとえば、適当に描いた長方形を選択して、それを AppleScript 形式でコピーすると、その図形を描画するためのスクリプトがそのままクリップボードというかペーストボードというかに入る。

tell application "OmniGraffle Professional 5"
tell canvas of front window
make new shape at end of graphics with properties {origin:{59.0, 63.0}, size:{140.0, 121.0}}
end tell
end tell
これをそのまま Script Editor にペーストして実行すると当然全く同じ図形が描画される。もちろん、osascript(1) で実行してやってもいい。

もともと OmniGraffle は図形の移動時にガイドが効いたり、きれいに整列させながら作業するのが得意なのだけど、スクリプトを書けばもっと色んなことが楽にできそうだ。

こんなことも簡単にできちゃう(カレンダーなんか作るのに便利?)。スクリプトエディタがイヤならば、osascript(1) を使って、各種のシェルや Perl などの LL と組み合わせるという手段もある。

もともと AppleScript で書けばいろいろできるのは分かっていたのだけど、ApppleScript 自体に慣れないことはもちろん、なにができるのかがよく分かっていないとなかなか手がでない状態だったのだけど、実際に欲しい図形を描いてみれば AppleScript でどう書けばいいのかも分かるというこのアプローチはなかなか面白い。

惜しいのは、OmniGraffle 自体が AppleScript 的に記録可能(Recordable)でないこと。以前からも少なかったけど、Mac OS X になってから記録に対応したアプリケーションというのを見かけたことがないような気がする。技術的な制約でもあるのだろうか。以前 Excel で AppleScript を使おうと思ったときも、どうやればいいのかよく分からなかったので 結局 VB で書いたこともある(おかげで Office 2008 には移行してない)が、Excel が Recordable であればきっと AppleScript で書いただろう。プログラミング言語としてはともかく、それなりの潜在能力がある AppleScript はもっと活用されていい技術だと思うんだけどなぁ。

2008-09-24

SIGMA からも α 用にいろいろ

フォトキナが開催されるためか、各社からいろんなものが発表されつつある。

SIGMA からもいろいろと発表されたようで、17-70mm F2.8-4.5 を一時愛用していたものとしては、要チェックかな。

最初のテレコンは SIGMA の HSM(超音波モーター)駆動 AF のレンズに対応するもので、HSM でないものは AF ができないらしい。ソニーや(コニカ)ミノルタの SSM 対応レンズを付けてちゃんと動くかどうかが気になるところ。

魚眼レンズは、対角魚眼の 10mm と円周魚眼の 4.5mm の二種類あって、どちらもディジタル専用(ということは APS-C サイズ専用)。魚眼レンズで撮った写真を見るのは面白いと思うけど、自分で使っているシチュエーションはあんまり想像できない。優先度としては低いかなぁ。

最後の 24-70mm F2.8 は、フルサイズ対応の大口径標準ズームで、これが一番そそられる。軽くて明るいというのはもちろん、このレンズは円形絞りらしいので、他の多くのシグマのレンズとは違うやわらかなボケ味がでるといいなと思う。α900 は当面購入するつもりはない(というか買えません)けど、いつかフルサイズを使うとき(あるいは α-7 を使うとき)のことを考えると、このへんの焦点域の大口径ズームは一本は欲しいと思っていたところだし、ソニーの 24-70mm F2.8 ZA はちょっと高いし。

というわけで、フォトキナ開催に合わせてまだまだいろいろ出てきそうで、しばらくは目が離せません。

2008-09-20

Favorite Books


my son's favorite
Originally uploaded by rok1966

写真は息子(小学校六年生)の愛読書。なんども繰り返して読んでいるようで、カバーは消失して、ページの端も折れたりもしている。

「愛読書」というのは、いつも手元に置いて何度も読み返す本のことだと思う。息子の場合はまさにその通りで、この川端裕人さんの「川の名前」は、気がつくとベッドサイドや勉強机に置かれて(置き忘れて)いたりする。

自分の場合も、読書は好きな方だと思うが、最近は何度も繰り返して読むような書物は少ない。時間がない、とか読みたいものが多すぎるとか、理由はいくつもあるのだけど、一番の理由は感動が持続しないことかもしれない。震える程に心を打たれて、記憶に留めておこうと思うことはたくさんある。けれど、その感動は実際にはやがて心の片隅に埋ずもれてしまって、再び表に出ることも少ない気がする。

なんとも寂しい気がして、息子が羨しくなる。

大人になって好きな本を(財布と時間が許す限りにおいて)好きなだけ読めるようになり、様々な書物と出会っていろんな感動を得ることもあり、悪いことばかりでもないのだけど。

2008-09-18

Another little crack of my iPhone.


Another little crack of my iPhone.
Originally uploaded by rok1966

またやってしまいましたよ。

実は iPhone をまた落としたのだけど (1m くらいの高さからかな、床はフローリング)、そのあとで今度はガラス面のスピーカー脇に小さなヒビを見つけてしまった。

これまでの二ヶ月でガラスにほかにヒビや傷がつかなくて、けっこう頑丈だなぁと逆に感心するくらいだったのだけど、さすがに落下の衝撃は大きかったのか。

裏のプラスチックは小さな擦り傷がそこそく付いてるけど、色が白ということもあって、あまり目立たず個人的には許容範囲内。

今更ケースに入れるのもどうかという気もするが、あと2年は持たせないともったいないからなぁ……

2008-09-17

α用ソフトウェアの更新

ソニーの一眼レフ α シリーズ用のソフトウェアがまた更新された。

新機能としては、Image Data Converter SR での「周辺光量の補正機能」や Windows 版 Remote Camera Control のみの「インターバル撮影機能」がある。

改善項目として、操作性の向上や、表示の高速化なども上がっているので、さっそく試してみるつもり(だけど、Mac OS X 10.5.5 update が先かな)。

長期に渡ってしっかりサポートしてくれると嬉しいね。

2008-09-15

フロスト警部の DVD 届いた

6 x 3: こんな値段でいいの? で書いた、DVD が二枚、というか二冊というか、よく分からないけど、ちゃんと amazon.co.jp から届いた。

(写真は iPhone で撮影したもの)


A4サイズの5, 6mm 厚のダンボールの真ん中をくり抜いて、薄めのDVDケースが入っている。別に解説の冊子などがあるような感じはしない(DVDケースはまだ開けてないけど、その薄さからDVD以外にたいしたもんは入ってなさそう)。

流通上の都合かかなんかで書籍として扱われているのかな。このシリーズ自体一つも見たことはないのだけど、これで「一冊(というか一枚) 1000円」というのはやっぱりお得だと思う。5枚組(たぶん)の DVD BOX だと 18000円とかの値段がついていたりするもの。

でも、これ見て面白かったら BOX も買っちゃうかもなぁ……。

2008-09-12

LUMIX DMC-G1

マイクロフォーサーズのレンズ交換のできる一眼デジカメ(一眼レフではない)がパナソニックから初めて発売される。

(マイクロ)フォーサーズというフォーマット自体にそれほど魅力を感じる分けでもないが、この大きさ (幅約124mm×高さ約83.6mm×奥行約45.2mm (本体のみ、突起部を除く))は、かつて Minolta DiMAGE A1 (117 x 85 x 113.5)を愛用していたものとしては、なかなか親しみの持てる大きさで、割とそそられる。

パナソニックは、小型軽量を全面に押し出して、女性をターゲットにしたスペシャルサイトを展開している。なんだけど、なんだけど、これはちょっと……、私には……(^^;)。

2008-09-11

DVD: 図書館戦争 2


DVD: 図書館戦争 2
Originally uploaded by rok1966

アニメ版図書館戦争の DVD の第二巻。Amazon から届いてからもう一週間くらいになるが、まだ見てない。

封入されているブックレットの有川浩さんの書き下ろし短編は例によって、激アマでたまりません。弓きいろさんの四コマもいい。

2008-09-10

α900! 新レンズ!

α700 - DT16-105mm F3.5-5.6
α900発表を記念して歌う(嘘)二人組ユニットのYAK

というわけで、SONY からフルサイズのセンサーを搭載したデジタル一眼レフのフラグシップ機が発売された。

発表された内容からは、α700 のときと同じように、真面目に堅実に仕上げたものだという印象を受ける。値段も大きさも重さもそれなりに(あくまで「それなり」だけど)に手頃で、あぶく銭でも手にしようものならすぐに買ってしまいそうだ。

ただ、写真を撮ったあと、ストレージに保存したり、RAW 現像やレタッチをしたり、プリントしたりすることを考えると、やはりこちらにもそれなりの投資が必要になりそうで、買物連鎖が怖いなぁ。

2008-09-07

最古のブログ?

これは、このブログの Technolati での反響のページから切り取ったもの(このリンクはときどきうまく働かない……)。

今日が 2008年9月7日で、その 14128日前ということは、1970年の 1月 2日ということで(もしかすると、Time Zone の関係で一日ずれて 1970年の 1月 1日かもしれない)、@aka さんの clmemo@aka は間違いなく最古のブログということになってしまう(^_^)。いや、そこからリンクされてるということはこのブログの方が先に存在してるはずで……、なんてのは冗談だけど(^^;)。

Technolati でいろいろ見てまわってみると他にも 14128日前になるケースもあるようなので、Technolati のバグっぽい。1970年1月1日といえば UNIX Time での Epoch だから、やっぱりそうなんだろうなぁ。

2008-09-03

Picasa Web Album でも顔認識をサポート

6 x 3: Picasa がリニューアルで顔認識をサポート? で、Picasa Web Album でも顔認識したらいいなぁ、と書いたけど、実はこれができるようになっている。

Picasa Web Album のページをブラウザで開くと右サイドバーに下のような新機能の紹介が出てきた。

というわけで、さっそく Try It!

左下の囲いの中にある「Start Processing Photos」をクリックすると、すぐに Picasa Web Album のページに戻ってしまうが、サイドバーにはしっかりと進行状況が表示されている。

これは、顔認識処理が終了する(かなり時間がかかる)と、

のようになって、ここで、「Add name tags」をクリックすれば、認識した顔を使って写真にタグを付けられる状態になる。

上に並んでいる小さな顔が、Picasa によって認識されたもので、そのうちの一つを選ぶ(クリックする)と、下に同じと思われる人物が写った写真がリストされる。リストされた写真の上にマウスポインタを持っていくと、その下に小さな四角いアイコンが現れるので、これをクリックすればもとの写真のどこが認識されたものなのかを拡大表示して確認することができる。また、拡大表示上で、別の顔を選択しなおすこともできる場合もある。

リストのうちで当人でないもののチェックを外したら、あとは、タグを付けていく。タグは勝手な名前を付けることもできるけど、実は Google Contacts と連動しているので、「+ Choose」ボタンをクリックして出てくるリストから選択することもできる。また、すでに何枚かの処理を終えたあとならば、上のスクリーンショットのようにいくつか候補が表示されているので、そこから選んでもいいようだ。

こうして付けたタグは、PIcasa Web Album の「People」タブや、アルバム一覧でのサイドバーから利用することできる。

この新機能なかなか面白い。ちょっと使い勝手が直感的でなかったり、誤認識みたいなのも多い気もするけど、Picasa / Picasa Photo Album の機能追加が少なくて退屈していたユーザにとってはいい刺激になると思う。

…… Flickr にこの機能付かないかな……

Picasa がリニューアルで顔認識をサポート?

DSC06631
α700 - SONY 100mm F2.8 Macro

Goolge の写真管理 + レタッチソフトウェアである Picasa が顔認識をサポートするようになるらしい。

現状では Mac 版が用意されていないので、殆ど使ったことがないのだけど、子供たちの顔を認識して自動でタグを付けてくれたりすると、けっこう嬉しいかも。リリースされたら、ちょっと試してみよう。

SONY が Picture Motion Browser で同様の機能をサポートしたらしいけど(たぶん顔認識技術としてはこちらの方が実績もあるし高機能だろう)、もっと技術が進歩して、顔だけでなくて、花だとか虫だとか飛行機だとかいろんなものを認識できるようになったりすると、(余計なお世話かもしれないけど)面白いだろう。



Flickr からタグをコピペで貼り付けたら、幅が大きくて両側が切れちゃったけど、まぁいいや。

2008-09-01

こんな値段でいいの?

「フロスト警部」のシリーズの作者の R. D. ウイングフィールドさんが亡くなっているのを知ったのは、創元推理文庫のフロスト気質上・下を購入したときだった。一ファンとして情けない思いがする。ともあれ、ウイングフィールド氏の安らかな眠りを祈っている。

さて Amazon.co.jp から「フロスト警部DVD 孤独な復讐~フロスト気質~」とそれに合わせて「フロスト警部DVD 狙われた天使~フロスト気質~」をすすめるメールが届いた。

「フロスト警部」と「モース警部」のシリーズは是非映像化されたものも見たいと思っていたので、渡りに船とばかりに速攻で合わせて注文したのだけど、これ、DVD なのに妙に値段が安い。上記のリンクをクリックすれば分かるけど、どちらも税込みで1000円とバーゲンプライスだ。さらに妙なのは Amazon.co.jp で検索してみると、「本(和書)」のカテゴリ(タイトルに「DVD」と入ってるけど)と「DVD」のカテゴリの両方に同じと思われるものが存在していて、「DVD」のカテゴリの方は注文できないようになっている。で、よく見ると創元推理文庫の「フロスト気質」の上下巻がどちらも 1155円と、このDVD(と思われるもの)よりも安い。

洋画の DVD なんかはある程度期間が経つと 980円くらいになるのはよくあることだけど、こういうある意味マイナーなものがいきなりこういう値段になるというのもあんまり考えられないし、もしかしたら違う商品の値段を付けてしまったりしたのではないかとちょっと心配。版元(と思われる)宝島社で「フロスト」とか「フロスト気質」で検索してもなにも出てこないし。

ともあれ、amazonには

「予約商品の価格保証」では、お客様が対象商品を予約注文した時点から発送手続きに入る時点、または発売日のいずれか早い時点までの期間中のAmazon.co.jp の最低販売価格が、お支払いいただく金額となります。予約商品の価格保証について詳しくはヘルプページをご覧ください。
という制度があるから、値段の付け間違いなら運が良かったということになる(かもしれない)。

どうなるかな。

2008-08-31

vmrun command

VMware FUSION 2.0 は、vmrun コマンドを使って仮想マシンをホストOS側のコマンドラインからある程度制御できるようになるらしい。

vmrun でできるのは
  • 仮想マシンの電源の制御
  • スナップショットの操作
  • (VMware Workstation だけ)動作の記録と再生(スナップショットを使う?)
  • ゲストOSの操作(コマンドの実行・ゲストOS上のファイルの操作・ホストOSとゲストOS間でのファイルのコピー・共有フォルダの作成や削除などの操作・ゲストOSのスクリーンキャプチャ・プロセスの一覧と停止・ゲストの環境変数や仮想マシンの状態の読み書き)
  • 仮想マシンの管理
などなど。これはなにげに面白そうだ。

また、上記リンク先を見たところ、仮想マシンとは https でやりとりできるみたいなので、そのあたりもいろいろ遊ぶ余地があるかも。

VMware Fusion 2.0 RC1

VMware FUSION の 2.0 がベータからRC(Release Candidate)になった。

自分では使ってないけど、ベータでも十分安定しているという話なので、近いうちに試してみよう。ちなみに、バージョン 1.x からのアップグレードは無料。

さて、2.0 になって変わったところで気になるのは以下のような部分(他にもいろいろ変更・改善点はある)。
  • McAfee VirusScan Plus を無料で12か月講読できる。
  • Unity機能の強化。
  • スナップショット機能の強化。
最初のはちょっと意外だったけど、Windows を使う人ならけっこう有難いかも。

Unity 機能の強化では、共有フォルダに設定したファイルをファイルの種類毎に Windows (のアプリケーション) で開くか Mac OS X (のアプリケーション)で開くかを指定できるようになる。さらにファイルだけでなくリンク(URI)を踏んだときに、どちらで処理するかも指定できるらしい(たとえば、Windows 上の Web ブラウザで mailto: のタグを踏んだときに Mail.app で処理するとか)。また、PIctures や Documents、Music などのフォルダをそれぞれ Windows での対応するフォルダに自動でマップする機能だとか、Key のマッピングだとかかなり痒いところに手が届くようになっている。

VMware FUSION 1.x ではスナップショットが一つしか取れず、使いどころが難しかったが、2.0 になると複数のスナップショットを取れるようになる。今まで知らなかったのだが、スナップショットには仮想マシンの情報も保存されるらしいので、大量にメモリの必要なアプリケーション用にメモリをたくさん割り当てたスナップショットと、軽作業のためにメモリ割り当てを減らしたスナップショットを取っておいて使い分けるなんてこともできるそうだ。

あとは、CPU の利用効率が高くなったとか、ゲスト OS をある程度自動で識別してくれるとか、2D/3D のグラフィックスの高速化とDIrectX9への(一部)対応とか、4-way の SMP への対応とか、Leopard Server をゲストとして動作させることができるとか、もうテンコモリ状態。

これでアップグレードが無料だというのだから、なんとも素晴しい。

2008-08-27

YAMAHA RTX1200 発表

自宅や職場のルータは趣味で YAMAHA で揃えている。RTX1100 が二台と RT57i が一台。性能や機能はもちろん、メーリングリストやWebでの草の根的な(ほめ言葉のつもりだけど失礼かな?)サポートや、サポート終了までファームウェアのアップデートが無償だという点も気に入っている。

今回発表された RTX1200 は RTX1100 を正常に進化させたもののようだ。外観はかなりスクエアな雰囲気になっていて、目立つところでは LAN1 の 4ポートスイッチングハブが 8ポートになっている。また、携帯電話などをつないでのリモートセットアップにも対応した USB ポートがあったり、micro SD ポートがあって、SD メモリに設定やファームウェアを置いたりログを残したりできるなどの SRT100 で追加された機能もちゃんと備えている。

当然のことながらルータとしての基本機能もかなり充実していて、全ポートがギガビットになったことに合わせて、VPNも含めての最大スループットの増加、経路数、VPN対地数、動的フィルタセッション数、NATセッション数など数値的にも多くの面で、RTX1100 から大幅に強化されている。

細かい点では、筐体内の温度の監視が SNMP でできるようになっていたり(トラップの設定もできる)、CPU使用率、メモリ使用率、経路数、NATテーブル数、動的フィルタ・セッション数、QoS などの統計情報をグラフ表示できたり(webブラウザで見るのかな)などの楽しそうな機能もある。

また、デフォルトの IP アドレスが設定されるようになったのも以前とは変わったところ。全機種を知っているわけではないので違うかもしれないけど今までの RTX シリーズは、各LANポートにはデフォルトでアドレスが振られていなかったので、設定を初めるにはまずシリアルで端末をつなぐか、RARP などでアドレスを付けてやる必要があった。自分としてはそれほど不自由を感じることもなかったのだけど、最近の PC だとシリアルポートのないものも多いし、出先で RARP サーバを立ち上げることができないこともあるだろうから、これは妥当な変更かもしれない。

RTX1100 と RT1000 が併売されていたように、RTX1100 と RTX1200 がしばらく併売されるのであれば、RTX1100 の値下がりが期待できるので まだ持ってない人はそっちを狙ってもいいかもしれない。でもやっぱり RTX1200 欲しいなぁ、完全にオーバースペックだけど……。

Shozu から直接ポストしてみる


iPhone 用のアプリケーション Shozu で直接ポストできるらしいので実験してみる。

写真だけでも、テキストだけでも、両方でも使えて、タグを付けたりもできるとか。


入力がまだ慣れないけどいざというとき?には役立ちそうだなぁ。

Posted by ShoZu


で、ここからは Blogger の Web インタフェースで追記。

まず、写真は Blogger 標準の Picasa Web Album ではなくて、Shozu のサイトにアップロードされる。無料で預かってもらえるようだ。Shozu のサイトのアカウントは自動で作られているようで、これは、iPhone のアプリケーションのトップから「Add Sites」をタップして、画面右下の情報マーク((i)みたいなの)をタップすれば確認できる。

あと、Blogger だと問題ないのだけど、Flickr の写真を Shozu から見るときに写真のタイトルで使っている日本語が消えてしまうという問題がある。ポストするときはどうだったかなぁ。

またちょっと使ってみて、気付いたことを書くことにする。

2008-08-23

VMware FUSION 上のゲスト OS のネットワーク設定

MacBook Pro ではほぼ常時 Windows XP を VMware FUSION 上で立ち上げた状態で使っている。

VMware FUSION の仮想マシンのネットワーク接続には、NAT、ブリッジ、ホストオンリーの三つのパターンがある。最後のホストオンリーはホスト(Mac)側との通信だけができるものなので、普通に他のマシンと通信したい自分は NAT か ブリッジで運用することになる。

今までは主に NAT を使っていたのだけど、ネットワークプリンタにデータを送るのが余りに遅いのでブリッジ接続にしてみたら、その速いこと速いこと。これはいいなと思ったのだけど、NAT から ブリッジ へと設定を変えたことでいくつかの問題も出てきた(機能的な問題ではなくて、使い勝手とかに関するもの)。

まず一つ目。ホストにしている Mac OS X が動いているマシンは MacBook Pro なので移動して使うことが多い。少なくとも 職場A, 職場B, 自宅有線、自宅無線の四個所くらいはしょっちゅう移動している。ネットワーク設定をいちいち切り替えながら使うのも面倒なので、これらの場所では DHCP で IP アドレスを降ったり、デフォルトルートをもらったりしている。ブリッジ接続であれば、ゲスト側 OS でも移動に伴なって設定を変えないとネットワークにつながらないのは当たり前。ところが、ゲストOS として Windows XP を起動したままにしていると、ホスト側のアドレスが変わってもゲスト側で DHCP のリース更新のためのトリガがかからないのか、しばらくの間は古いアドレスを掴んだままになる。また、リース更新時間が経過しても、自分(Windows XP)が覚えている DHCP サーバ宛てにのみ更新を試みるせいか、どうもうまくアドレスが更新されないような感じがする(たぶん物理的にリンクがダウンしてアップすると上手くいくのだろう)。しかたがないので、今はコマンドプロンプトを開いて手動で更新したりしている。

C:\Documents and Settings\rok>ipconfig /release
C:\Documents and Settings\rok>ipconfig /renew
二つめは外部への接続が変わるたびに IP アドレスなどが変更されることによる使い勝手の問題。ブリッジ接続だとホスト側とゲスト側の両方のネットワーク設定が変わってしまうので、両者で立ち上げたサーバやサービスへのアクセスが面倒になるというもの。ホストである Mac OS X 側で動いている PostgreSQL に、ゲスト OS の Windows XP で動いている StarOffice の Base などからアクセスするとか。 VMware FUSION の NAT 接続では ホスト OS から見たゲスト OS 側の IP アドレスもその逆も固定できるので、こういう運用では便利だったのだけど、それができなくなってしまう。特に IP ベースでアクセスを制御するようなプログラムの場合は、その設定も変更する必要が出てくるの余計に面倒。

二つ目は仮想マシンでなくて、実マシンの場合も同じなのでどうしようもない。でも、一つ目に関しては、ホスト側ではリンクのアップ・ダウン(というか、ダウン・アップか)を契機に DHCP の更新をしているのだろうから、仮想マシンにのネットワークも同様にリンクをアップ・ダウンさせるようになるといいと思う。

2008-08-22

Cracked iPhone

Cracked と言っても、ソフトウェア的にやられちゃったわけではない。

α700 - SONY 100mm F2.8 Macro - Photoshop Elements 4

上の写真は iPhone のヘッドフォンジャック付近。分かりにくいけどジャックの少し上に横向きに小さな線がある(クリックして拡大すれば若干分かりやすい)。

どうやら、いろいろと話題になっている(「iPhone 3G」のホワイトモデルにヒビ--Apple Discussionsなどに報告:モバイルチャンネル - CNET Japan あたり)ヒビが私の iPhone にも現われたらしい。

自分としては、これくらいのほとんど目立たないヒビ(というかキズ)でグダグダ言うつもりもない。というか、二度ほどケースに入れない状態で床に落としてるので、これくらいで済んでいてある意味ラッキーだったかもしれない。

もっとも、無償で交換してくれるなら交換して欲しい気もするけど……。

2008-08-17

QuickTime Pro で追加するチャプタの文字コード

出先で見ようと思ってあるDVDを iPhone 用に Handbrake でリッピングしてみた。30分のテレビ番組で二本分入っているので、どうせならと思ってチャプタを打つことにした。

常用する Mac では QuickTime の Pro キーを購入しているので、ちょっと面倒だけど特に別のツールを使うことなくチャプタを打つことができる。詳しいことは QuickTime Player のヘルプ(「チャプタリスト」で検索すればいい)に書いてあるのでここでは述べないけど、若干の注意点がある。(この記事とは関係ないけど、ヘルプの手順の18番にある「このトラックをあらかじめ読み込む」のチェックボックスがどこにもないような気がする。)

QuickTime Player (Pro) でチャプタを打つには、テキストトラックを使うのだけど、その元になるファイルに日本語が入っている場合、その文字コードを Shift_JIS (日本語(Mac OS))にしないと、QuickTime Player での再生時に文字化けをしてしまうようだ(TextEdit.app のデフォルトの文字コードが UTF-8 なのでいきなり文字化けしてしまった)。ただし、Shift_JIS でチャプタを打ったムービーを iPhone / iPod touch に持って行くとこれが文字化けしてしまうのだ。

こちらは「日本語 (Mac OS)」(Shift_JIS)でチャプタを打ったもの。


そして UTF-8 でチャプタを打ったもの。


しかし、Shift_JIS でチャプタを打ったものを iPhone に持っていくと、逆に文字化けしてしまった。

shift jis のチャプタは文字化けする。
試してないけど、UTF-8 でチャプタを打てば、QuickTime Player では文字化けするけど iPhone / iPod touch ではちゃんと読めるという状態にもしかしたらなるのかもしれない。

このあたりの不整合(だと思う)はなんとかならないものかな。

あと、全然関係ないけど iPhone で撮影した写真を iPhoto や Image Capture で取り込めなくなってしまった。ファイル名・ファイルサイズ以外のサムネイルや画像サイズなども認識されいない。なんともならないので、上の「チャプタガイド」は、iPhone で screencapture したものを ShoZu で Flickr にアップロードして利用している。

(それにしても、高校生の郁は可愛いな)

2008-08-16

離れ離れはイヤ

α700 - SONY 100mm F2.8 Macro - Preview.app

DVDの限定版の特典などで、ブックレットが付いてくる場合がある。特典込みで全部が収まるようなケースが付いてくればいいのだけど、現実的には通常版のパッケージと特典をまとめてビニールで封入しただけみたいなものが多いような気がする。ビニールを剥がしてしまうとバラバラになってしまって、書棚などに収納しておいても後で生き別れみたいになったりしそうだ。

また、DVDに限らず書籍などに付いてくる帯や挟みこまれているチラシみたいなものもそのまま取っておきたいのだけど、自分以外の家族は全然気にしないらしく、いつのまにかなくなっていたりすることもある。

うまくまとめて収納しておく方法はないかなぁ。

2008-08-13

PhotoShare と PhotoBox は似ている

iPhone を購入してから純正以外で一番使っているアプリケーションはたぶん PhotoShare だと思う。前にも書いたけど、これは写真を見せっこして楽しむゆるいSNS風のサービス。iPhone から登録したり、Friend や Family として招待されていれば、普通に Web ブラウザで見ることもできる。


この PhotoShare、実は以前から使っていた PhotoBox というのに似ている。PhotoBox というのは Macintosh 用のアプリケーションで、写真日記的なブログに似た web ページを作成することができるもの(例えば自分の場合はこんなの)。


テンプレート次第で作成されるページのレイアウトはかなり自由に変更できるけど、基本的にはメインの写真、その写真へのキャプション、さらにはそれを見た人からのコメントが中心になっている。SNS的側面としては、Friend として登録した人の写真のサムネイルがリストされていて、ここから他のユーザと繋がることができる。また、多くのブログと同じようにトラックバックがサポートされているので、PhotoBox に閉じずに外にも繋がりを広げることができるようになっている。PhotoShare とは違って、Family は Friend などのアクセスレベルの制御はないので、URL さえ分かってしまえば誰でも全ての写真が見られる。

また、PhotoBox を使って公開したページは、PhotoBox Pinbadge で更新が確認できるようになっていて、これは RSS などでも配信される(残念ながら今は更新は止ってしまっているようだけど)。

という感じで、PhotoShare と PhotoBox という二つのソフトウェア(というかシステム)はよく似ているなぁと思った次第。どっちの参加者も暖かいしね。ただ、iPhone はいつも持ち歩くものだけに、最近は PhotoShare ばかりに投稿している自分が……

名前で顔を検索するサイト

名前を入れると、顔写真や絵を検索してくれるサイト。

これがやってみると面白い。有名な政治家や芸能人ならけっこう本人の写真が出てくる率も高いし、逆に本人の写真にまじって全然関係なさそうな人が出てきたりして意外性もある。実名以外でもハンドルやメールアドレスでも検索できちゃったりして、実用性としてはともかく、けっこう楽しめる。アニメのキャラクタなんかを検索するのも楽しい。

たとえば、福田康夫さんを検索するとこんな感じ。

また、はてなの「jkondo」で検索するとこうなる。


左端の女性はメールアドレスが jkondo@... だそうだけど、なぜか dankogai 氏の似顔絵が見えていたりして。

ちなみに、自分は顔写真や似顔絵をほとんど露出していないこともあって、検索してもなにも出てこなかった。

2008-08-09

Upgrade Ubuntu Server 7.10 to 8.04

α700 - DT16-105mm F3.5-5.6 - Preview.app

今さらながら出先の ubuntu server をアップグレードしてみる。

手順は HardyUpgrades - Community Ubuntu Documentation に書いてある。今回は ubuntu server なので、コマンドラインから以下を実行。

$ sudo apt-get install update-manager-core
$ sudo do-release-upgrade
コンソールのないマシンなので ssh でアクセスしているが、この状態ではトラブルがあってコネクションが切れたときに対処できなくなる可能性があるということで推奨はされないらしい。そういう場合のために 22番でないポートで別の sshd が起動するらしいので、いざという時のためにメモを取っておく。

途中で表示されていく指示に従って適切と思われる選択をいくつかしていく。これは、どういうパッケージをインストール・利用しているかにもよるのでケースバイケース。自分の場合は、次にあげるくらいだったかな。思ったよりも手間はかからない。
  • OpenSSL
  • PostgreSQL の再起動
  • named.conf
  • postgresql... 8.3 へのアップグレードのおすすめ
  • smb.conf
  • lighttpd.conf
あとは、削除されるパッケージの確認(これは10個くらいあった)があって、続いて再起動を行うかどうかを尋ねられて、これに「Y」で答えて一通り終了。ここまで何十分もかからなかった。

以上で、とりあえずの作業は終了。再起動後ちゃんと ssh でログインできたので、これから細部の設定の確認をすれば(たぶん)いいはず。

それはともかく、Ubuntu のリリースを確認するには「lsb_release -a」とすればいいことが分かったのは今回の収穫の一つだった。

2008-08-07

Mac OS X 用 Sony Image Data Suite のバグフィクスリリース

Sony から Mac OS X 向けに改善をおこなっった「Sony Image Data Suite」が提供された。

Sony Image Data Suite というのは、Image Data Converter SR Ver.2 (いわゆる現像ソフト)、Image Data Lightbox SR (これはビューワと言っていいかな)、Remote Camera Control の総称のことらしい。

改善項目としてあげられているのは以下の3点。
  • Remote Camera Controlで、表示パネルが正しく表示されない
  • Image Data Lightbox SRで、サムネイルの評価マークが正しく表示されない
  • Image Data Lightbox SRで、突然異常終了してしまう
バグフィックスがきちんとリリースされるのは歓迎されるべきことなのだろうけど、改善内容にユーザインタフェースに関するものがなかったのは残念な気がする。

2008-08-05

Softbank の iPhone 用メールサービス改善他

ソフトバンクから iPhone に関してのアナウンスが二つ。


まずひとつめは、「パケット定額フル」プランの改定。
パケット通信料定額サービス「パケット定額フル」※1をご利用パケット数に応じて変動する2段階定額制(1,695円~5,985円)に改定し、2008年8月ご利用分※2より適用開始します。これにより、iPhone 3Gが最低月額料金2,990円でご利用いただけるようになります。

iPhone はパケット定額フルの利用が必須なので、最低料金が下ると買いやすくなる……と思わせることはできるが、結局はすぐに上限に達してしまうことはまず間違いない。実質的には意味のないプランの改定だけど、ちょっと躊躇っている人の背中を押すくらいの効果はあるかもしれない。

二つめは、保存期間が 30日しかなくて imap の意味がないなぁという印象だったソフトバンクのメール保存期間が無制限に変更されたこと(保存容量は 200MBまたは5000件 で変更なし)。これでやや使いやすくはなった。ただ、自分の場合は30日で消えること前提の利用方法を考えていたので(リマインダからのメールとか……)、余計なことをしてくれたなという気がしないでもない。

ともあれ、ソフトバンクはそれなりに積極的に iPhone をプロモートし続けそうで、そういう面では歓迎できる動きではある。

2008-08-02

Ubuntu 8.04 に webmin をインストールしてみた

本社事務所のサーバは Ubuntu 8.04。今のところは個人的な物置になっているだけだけど、今のメルコの LAN-DISK (だっけ)に替えて、ファイルサーバとプリンタサーバに使うつもり。余力があれば PDC としてドメインによる管理もやってみたい(Windows をドメインで運用したことがない)。

それはともかく、Webmin を Ubuntu 8.04 にインストール してみた。8.04 がリリースされた当初はなんだったかの理由があってためらっていたのだけど、そろそろいいかなと思って。webmin の本家から debian 用のパッケージ(これを書いている時点ではバージョンは 1.420 だった )を入手したら、手順は以下の通り。

$ sudo dpkg -i webmin_1.420_all.deb
$ sudo apt-get -f install
これだけ。

最初の dpkg だけでは不足するパッケージがあるので、二行目の手順が必要になる。これによって、不足していたパッケージのインストールと webmin の初期設定までが全て行われ、あとは webmin を使うだけの状態にちゃんとなっている。

さて、ファイルサーバとプリントサーバの設定はたぶん大丈夫だろうけど、Windows のドメインによる管理についてはちょっと勉強が必要そうだ。

2008-07-29

iCal can now directly view and edit Google Calendar?

Google Calendar が CalDAV をサポートするようになるとかならないとかいう話がある。

CalDAV というのは、WebDAV 経由でカレンダーにアクセスすることができるようにするプロトコルで、iCal はそのクライアント側として使うことができる。

リンク先記事によると、iCal ←→ Google Calendar の双方向の同期はうまく働いたが、以下のような問題があるとのこと。
  • CalDAV の設定をするときに、Calendar ごとにアカウントの設定が必要。
  • 管理が繁雑になるだけでなく、…… よくわからない(原文 "Not only did this make further setup cumbersome, it degraded the iCal UI as a 1-1 relationship between each folder (server) and calendar is created")
  • カレンダーの並べ変えなどができないので、カレンダーの入力順などに注意が必要。
  • カレンダー間でイベントの移動ができない。
もちろん、Google が公式に言っているように(そして、SpanningSync でも対応できていないように)、
  • Event reminders/alarms don't sync
  • Notification emails/SMS not sent
  • iCal errors when changing the calendar name/color
  • Unable to create iCal To Dos for Google Calendar
  • Unable to create new iCal calendars for Google Calendar
  • Google Apps: Room scheduler is not supported
  • Google Calendar events don't appear in iCal
というような問題も残っている。

愛用している SpanningSync も Contacts の同期が追加されたり(バージョン 2.0 で対応予定)、Mac から Google Calendar への PUSH が可能だとか、いろいろがんばっているけど、Apple や Google の対応強化で独自性と利便性で優位に立つのはだんだん難しくなってきそうだ。

Cuil という検索エンジン

  • Cuil(2012年9月24日現在リング切れ。)
Google を凌駕するとかしないとか今話題になっている新しい検索サイトの Cuil なんだけど、どうも日本語はうまくないようだ。

2008-07-25

PiTaPaの罠

α700 - AF85mmF1.4G(D) - Preview.app
写真と本文は関係ありません


PiTaPa は IC カードによるポストペイタイプの決済システムで、関西圏でよく使われている。ポストペイなので、普通のクレジットカードのように事前審査があり、利用した金額が一か月ごとにまとめて銀行口座から引き落とされるのもクレジットカードと同様。というか、利用者が大人であれば大抵の場合は、阪急や京阪などの電鉄系のクジットカードに PiTaPa の機能を付けたものを使っているのではないかと思う。また、このカードは JR 系の ICOCA のシステムでも(予めチャージが必要なプリペイドのシステムとして)利用することができる。

自分も阪急のペルソナカードというクレジットカードに PiTaPa を付けて使っている。クレジットカードなので当然カード毎に利用期限があって、期限が近づくと新しいカードが送られてきて、古いカードを廃棄することになる(カード会社はハサミでちょん切ることを推奨してみるみたい)。

さて、使っていたカードの期限が近付いて、新しいカードが届いたのが一週間くらい前。さっそく新しいカードの裏面に署名して、古いカードをチョキチョキ。で、次の日 JR を使おうとして改札で ピタッ とすると …… ガーン、チャージ残がゼロになってる。うぅむ、カードの ID に紐付けして、サーバ側で残高を管理しているものだと思い込んでいたのだけどどうも違うみたいだ。ICOCA の残高はカード自体に記憶されるようになっていたのか……。

というわけで、 PiTaPa のカードが更新されるときには、ICOCA の残高を使い切ってから新しいカードを使いましょうというお話でした。しくしく。

あ、残高が少なくなると自動でチャージするオートチャージだとどうすりゃいいんだろう。

2008-07-23

もっとオープンに --- Open more...

Mac OS X には open というコマンドがあって、引数として渡されたファイル や URL を適切なアプリケーションで開いたり、-a オプションで直接アプリケーションを指定して開いたりすることができる。これは、コマンドラインでの作業が多いととても便利で、alias や関数、ルスクリプトなどに利用することでさらに有難かったりもする、利用頻度の高いコマンド。

つい最近、 -a オプションであるアプリケーションを起動しようとして、引数にアプリケーションを指定せずそのまま実行してしまったら、以下のようなヘルプメッセージが表示された。

[mbp15:~] rok% open -a
open: option requires an argument -- a
Usage: open [-e] [-t] [-f] [-W] [-n] [-g] [-h] [-b ] [-a ] [filenames]
Help: Open opens files from a shell.
By default, opens each file using the default application for that file.
If the file is in the form of a URL, the file will be opened as a URL.
Options:
-a Opens with the specified application.
-b Opens with the specified application bundle identifier.
-e Opens with TextEdit.
-t Opens with default text editor.
-f Reads input from standard input and opens with TextEdit.
-W, --wait-apps Blocks until the used applications are closed (even if they were already running).
-n, --new Open a new instance of the application even if one is already running.
-g, --background Does not bring the application to the foreground.
-h, --header Searches header file locations for headers matching the given filenames, and opens them.

誤ったオプションや、使い方を間違えたときにヘルプメッセージが表示されるようにするのはよくあることで、それ自体はなというほどのこともでないのだが、明かにオプションの数が増えている。

以前(不確かだけど Tiger 時代まで)は、アプリケーションを指定する「-a」、TextEdit.app で開くことを指定する「-e」、標準入力からの入力を利用するための「-f」くらいしかなかったものが、さらに多くのオプションが追加されたようだ。「-t」と「-e」なんて微妙な違いだし、「-b」ではアプリケーションバンドルの ID を使ってアプリケーションを開いたりするのも一部の人を除いては手軽とも言難いし、なんだか不思議な機能追加ではある。

ただ、プログラムを Xcode などを使わずに書いていると -h オプションはけっこう重宝しそうではある。たとえば、「open -e -h NSURLConnection」を実行すれば、NSURLConnection.h を TextEdit.app で開いてくれるし、「open -e -h NSURL」のように不完全なヘッダファイルの名前を指定すれば、候補となりそうなファイルをリストアップしてくれる。
[mbp15:~] rok% open -e -h NSURL
NSURL?
[0] cancel
[1] all

[2] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURL.h
[3] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLAuthenticationChallenge.h
[4] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLCache.h
[5] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLConnection.h
[6] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLCredential.h
[7] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLCredentialStorage.h
[8] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLDownload.h
[9] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLError.h
[10] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLHandle.h
[11] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLProtectionSpace.h
[12] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLProtocol.h
[13] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLRequest.h
[14] /System/Library/Frameworks/Foundation.framework/Headers/NSURLResponse.h

Which header(s) for "NSURL"?

最後の「Which header(s) for "NSURL"?」というプロンプトに対して、対応する番号をタイプしてやるとそのファイルを開くことができる。Mac OS X のアプリケーションじゃなくて、less とか lv で開ければもっと便利になりそうなのが惜しいところ。

2008-07-21

熊殺し……じゃないけど

図書館戦争のエピソードの一つに、野営中に熊を装って寝込みを襲う(ちょっと違うか)というのがあったけど、その逆を行く事件が現実にあったという。

当事者が無事でなによりだけど、不謹慎ながら笑ってしまった。

iPhoneの確定前料金照会

一部で流行っているみたいなので試してみた。

7/11 に購入して 7/20 まででパケット通信料が165,717円。つまりは一日あたりおよそ 16,500円で、要するに一年間だと約600万円

パケット定額安すぎ! と思わず喜んでしまうけど、これまでの携帯でのパケット通信料が iPhone のように普通にインターネットを利用する端末に対しては、高すぎたということだろう。

2008-07-19

iCal 復活!?

参照元の記事で
ま、その、SpanningSync がある点で優位に立っているのは分かるんだけど、うちの場合はなぜか iCal に SpanningSync 経由で同期した情報が表示されないんだけど……。iPhone や iPod touch、そして MobileMe クラウドからは見えるので、iCal にもきっと情報はあるのだと思うんだけど、全然見えないの(;;)。これだけなんとかなって欲しいなぁ。
なんて書いたけど、今朝事務所で iCal 開いたら、開店前に店舗で iPhone 使って追加したイベントがちゃんと同期して表示されてた。しかも、今まで見られなかった他の予定も!

この調子でどんどん不具合を潰していってくれたら、すごく便利になりそうだ。

2008-07-18

New Life!

というわけで、iPhone で PhotoShare というソフトウェアを楽しんでいるわけです。

これは、写真を使ったゆるい感じの SNS っぽいもの。Flickr などの既存のフォトストレージ(というのか)に比べると、かなり気楽に写真の見せっこができるようになっている。

他の人とは家族・友人・フォローの関係で参照しあうことができる。また、e-mail アドレスを持っている人であれば、そのアドレスで招待することで iPhone / iPod touch を持っていない人でも PC の Web ブラウザで写真を見ることができる(らしい)。

ソフトウェアもストレージも今のところは無料なので、iPhone を持っている人は一度お試しを。