2008-08-23

VMware FUSION 上のゲスト OS のネットワーク設定

MacBook Pro ではほぼ常時 Windows XP を VMware FUSION 上で立ち上げた状態で使っている。

VMware FUSION の仮想マシンのネットワーク接続には、NAT、ブリッジ、ホストオンリーの三つのパターンがある。最後のホストオンリーはホスト(Mac)側との通信だけができるものなので、普通に他のマシンと通信したい自分は NAT か ブリッジで運用することになる。

今までは主に NAT を使っていたのだけど、ネットワークプリンタにデータを送るのが余りに遅いのでブリッジ接続にしてみたら、その速いこと速いこと。これはいいなと思ったのだけど、NAT から ブリッジ へと設定を変えたことでいくつかの問題も出てきた(機能的な問題ではなくて、使い勝手とかに関するもの)。

まず一つ目。ホストにしている Mac OS X が動いているマシンは MacBook Pro なので移動して使うことが多い。少なくとも 職場A, 職場B, 自宅有線、自宅無線の四個所くらいはしょっちゅう移動している。ネットワーク設定をいちいち切り替えながら使うのも面倒なので、これらの場所では DHCP で IP アドレスを降ったり、デフォルトルートをもらったりしている。ブリッジ接続であれば、ゲスト側 OS でも移動に伴なって設定を変えないとネットワークにつながらないのは当たり前。ところが、ゲストOS として Windows XP を起動したままにしていると、ホスト側のアドレスが変わってもゲスト側で DHCP のリース更新のためのトリガがかからないのか、しばらくの間は古いアドレスを掴んだままになる。また、リース更新時間が経過しても、自分(Windows XP)が覚えている DHCP サーバ宛てにのみ更新を試みるせいか、どうもうまくアドレスが更新されないような感じがする(たぶん物理的にリンクがダウンしてアップすると上手くいくのだろう)。しかたがないので、今はコマンドプロンプトを開いて手動で更新したりしている。

C:\Documents and Settings\rok>ipconfig /release
C:\Documents and Settings\rok>ipconfig /renew
二つめは外部への接続が変わるたびに IP アドレスなどが変更されることによる使い勝手の問題。ブリッジ接続だとホスト側とゲスト側の両方のネットワーク設定が変わってしまうので、両者で立ち上げたサーバやサービスへのアクセスが面倒になるというもの。ホストである Mac OS X 側で動いている PostgreSQL に、ゲスト OS の Windows XP で動いている StarOffice の Base などからアクセスするとか。 VMware FUSION の NAT 接続では ホスト OS から見たゲスト OS 側の IP アドレスもその逆も固定できるので、こういう運用では便利だったのだけど、それができなくなってしまう。特に IP ベースでアクセスを制御するようなプログラムの場合は、その設定も変更する必要が出てくるの余計に面倒。

二つ目は仮想マシンでなくて、実マシンの場合も同じなのでどうしようもない。でも、一つ目に関しては、ホスト側ではリンクのアップ・ダウン(というか、ダウン・アップか)を契機に DHCP の更新をしているのだろうから、仮想マシンにのネットワークも同様にリンクをアップ・ダウンさせるようになるといいと思う。

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