Flip UltraHD を買ってみた。
Flip UltraHD というのは、簡単に言えば安価に HD クオリティの動画を撮影できるカメラ。スペックとしては 1280x720pixels で 30fps、9Mbps の MP4 のファイルを生成するカメラで、レンズは固定焦点、2倍のデジタルズームができて、内蔵メモリは 8GB、PC/Mac とは USB 接続、HDMI でテレビにも直接映せる、などなど。
以前からこのクラスのビデオカメラには興味を持ってはいたのだけれど、値段はともかく、日本で容易に入手できるものが少なくてずっと様子を見ていた。たまたま、WWDC に行った人がお土産にしてるとか、Twitter でフォローしている人が Amazon.com に注文したとかいうのを見て、さらに注文時にアクセサリ二点無料でおまけというキャンペーンをやっていたこともあって、勢いでポチってしまった(約200ドルだという安さだし)。
注文したのが6月19日になったばかりの頃で、うちに届いたのがなんと6月23日のお昼前。konozamaを何度かくらったことのある身としてはビックリの快速。
巾着に入れてみるとこれがまたピッタリ(^^)。iPhone 用にも使えるし、この巾着はガジェット袋として非常に優秀。
あとは、無料のおまけとして追加した、予備電池と AC アダプタも同時に届いていた。
Flip UltraHD 自身の側面にUSBのコネクタがおりたたまれていて、それを引っぱり出して、PC/Mac と接続したり、AC アダプタをつないだりする。ただ、このUSBコネクタは、コストをかけないためか、使い勝手はいま一つ。
たとえば、今自分が主に使っている MacBook Pro の USB ポートにつなぐことを考えても、高さが合わないし(Flip UltraHD が厚い)、左は電源ケーブル(Mag Safe)、右はイーサネットケーブルと干渉しそうになる。また、ACアダプタをつないて充電することを考えても、壁付けのコンセント←→ACアダプタ←→Flic UltraHD という接続をすると、Flip 本体が浮いてしまって安定しないし、テーブルタップなどを使うにしてもタップの端のコンセント(差し込み)しか使えないし、それでもほかの差し込みに干渉するかもしれない形になっている。
あと、アダプタ単体では充電できず、予備電池も Flip 本体で充電する必要があるのもちょっと不自由だな。
しかたがないので、この問題に関しては、短かい USB の延長ケーブルを買ってきてそれを使うことでしのぐことにした。短いACケーブルもあったほうがいいかもしれない。
取りあえず試しに子供のおもちゃ(Tolotoys の First Friends シリーズのサファリビークル)を撮影してみて、同じものを Flickr と YouTube にアップロードしてみた。(註: YouTube で埋め込める最小の大きさに合わせたけど、このブログのコラムの幅から溢れちゃってるようなので、双方の元サイトで見るようにした方がいいと思う。)
まずは Flickr。
次に YouTube。
なんか微妙に画質に違いがあるようだけど、それについては興味が持続していたらそのうちになにかしら記事を書くかも。
歩きながら撮影すると手振れ補正がないのでけっこう気分の悪くなる動画が撮れる。iMovie '09 であれば、後から手振れ補正が効くのでなんとかなるけど、基本的にはカメラをあまり動かさずに撮影するのがよさそうだ。
最近は、一眼レフ(α700)と iPhone 3G(動画撮影のできる iPhone 3GS を持っていたら(買うつもりだったら)、Flip は買わなかったかも……) で撮影することがほとんどで、動画を撮る機会が殆どなかったのだけど、やっぱり動く絵というのは楽しい。チープな作りとか、ズームがしょぼいとか、不満な点はいくつかあるけど、この楽しさはそれを補って余りある。値段分はすぐに元がとれるだろうと思う。
この種のカムコーダには、SONY の Webbie の方が、お値段ほぼ同じで光学ズームや、1440x1080p の HD 映像などがあって、いいかもしれない。というか、これ調べてたら欲しくなってきた……orz。
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