2009-06-01

openSUSE を 10.3 から 11.1 にアップデートしてみた。

おうちサーバとして、DELL の SC430 というサーバに openSUSE をインストールして使っている。

サーバとはいえ、今となってはたいしたことをしているわけでもなく、主な仕事はファイルサーバと MacBook Pro の TimeMachine くらい。あとは ntp とか、syslog とか。

特にそれで困っているということもなかったのだけど、GUI でログインしたときに余りに遅いのと、そろそ 11.x もそこそこ枯れてきたかなというのと、たまたま時間がポッカリと空いていたというのでアップデートに挑戦してみた。

openSUSE の場合、動かしながらのアップグレードもできるけどオススメではないようなので、DVD を作成して、インストーラを使うのがいいらしいのでその通りにした。割とさくさくと進んでいたのが、途中からものすごく遅くなり、あげくの果てに、「/bin/sh が使う GLIBC_28 などのパッケージがない」などと表示して、ニッチもサッチもいかなくなってしまうという始末。仕方ないので Abort したものの、当然システムは中途半端な状態になっていてまともに立ち上がらず、ガッカリしたまま時間切れ。

中一日おいて、気を取り直してやりなおしてみてもやはり駄目。DVD を作るときに、ベリファイされているはずなので不要だと思っていた、インストールメディアのチェック(インストーラにそういう機能がある)をしてみると、うまく焼けてなかったのかメディアに異常があるというエラーが……。最初にチェックしていれば、何時間かを無駄にせずにすんだのに。

原因が分かったので、今度はネットワークインストールでやってみることにした。インストーラの指示に従ってサクサクと進んでいく。前に DVD からインストールしていたときに異常に遅かったのはやはりメディアの不具合でリトライが多かったのかもしれない。

というわけで、最初の苦労はともかく、あっさりと 11.1 にアップグレードはできて、Samba などの最小限必要なサービスもそのまま上手く動いているらしいことは分かった。ただ、GUI (というか Gnome か?) が遅いというのは変わらず、Gnome Terminal なんかでは、シェルのプロンプトは出るものの、そこに文字をタイプすることができないなど、なんだか変な状態にさえなっているような状態。それでも、10.3 で YaST を使うよりは快適で、特に、Software の管理に関してはかなりスムーズにできるようになっていた。

ほぼサーバとしてしか使わないので、GUI はおまけと割り切れば、ssh でログインしての使い勝手もやや改善しているようだし、zypper コマンドもちゃんと使えている(しかも 10.3 時代よりもずっとサクサク動く)ので、とりあえずはこれで良かったということにしておく。

あと、ネットワークインストールは experienced user 向けだとか書いてあるけど、普通に Linux が使えている人にはオススメ。ネットワークがちゃんとつながっていれば、とくに苦労しないし、回線が光ファイバーとかだと DVD からインストールするのと変わらないくらいの早さでことが片付く。

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