2009-06-29

Flip UltraHD を買ってみた。

Flip UltraHD というのは、簡単に言えば安価に HD クオリティの動画を撮影できるカメラ。スペックとしては 1280x720pixels で 30fps、9Mbps の MP4 のファイルを生成するカメラで、レンズは固定焦点、2倍のデジタルズームができて、内蔵メモリは 8GB、PC/Mac とは USB 接続、HDMI でテレビにも直接映せる、などなど。

以前からこのクラスのビデオカメラには興味を持ってはいたのだけれど、値段はともかく、日本で容易に入手できるものが少なくてずっと様子を見ていた。たまたま、WWDC に行った人がお土産にしてるとか、Twitter でフォローしている人が Amazon.com に注文したとかいうのを見て、さらに注文時にアクセサリ二点無料でおまけというキャンペーンをやっていたこともあって、勢いでポチってしまった(約200ドルだという安さだし)。

注文したのが6月19日になったばかりの頃で、うちに届いたのがなんと6月23日のお昼前。konozamaを何度かくらったことのある身としてはビックリの快速。

パッケージはお金はもちろんかかってなさそうだけど、その割にシンプルでなかなか品があっていい感じ。同梱されているのは、黒い安っぽいポーチ(これは本当に安っぽい)、紙二枚(説明書と保証の説明)、それに専用の電池。ポーチは本当に本当に安っぽくて使う気に全くならないので、ストックしていた伊衛門のミニ巾着を使うことにした。

巾着に入れてみるとこれがまたピッタリ(^^)。iPhone 用にも使えるし、この巾着はガジェット袋として非常に優秀。

あとは、無料のおまけとして追加した、予備電池と AC アダプタも同時に届いていた。

Flip UltraHD 自身の側面にUSBのコネクタがおりたたまれていて、それを引っぱり出して、PC/Mac と接続したり、AC アダプタをつないだりする。ただ、このUSBコネクタは、コストをかけないためか、使い勝手はいま一つ。

たとえば、今自分が主に使っている MacBook Pro の USB ポートにつなぐことを考えても、高さが合わないし(Flip UltraHD が厚い)、左は電源ケーブル(Mag Safe)、右はイーサネットケーブルと干渉しそうになる。また、ACアダプタをつないて充電することを考えても、壁付けのコンセント←→ACアダプタ←→Flic UltraHD という接続をすると、Flip 本体が浮いてしまって安定しないし、テーブルタップなどを使うにしてもタップの端のコンセント(差し込み)しか使えないし、それでもほかの差し込みに干渉するかもしれない形になっている。

あと、アダプタ単体では充電できず、予備電池も Flip 本体で充電する必要があるのもちょっと不自由だな。

しかたがないので、この問題に関しては、短かい USB の延長ケーブルを買ってきてそれを使うことでしのぐことにした。短いACケーブルもあったほうがいいかもしれない。

取りあえず試しに子供のおもちゃ(Tolotoys の First Friends シリーズのサファリビークル)を撮影してみて、同じものを Flickr と YouTube にアップロードしてみた。(註: YouTube で埋め込める最小の大きさに合わせたけど、このブログのコラムの幅から溢れちゃってるようなので、双方の元サイトで見るようにした方がいいと思う。)

まずは Flickr。



次に YouTube。



なんか微妙に画質に違いがあるようだけど、それについては興味が持続していたらそのうちになにかしら記事を書くかも。

歩きながら撮影すると手振れ補正がないのでけっこう気分の悪くなる動画が撮れる。iMovie '09 であれば、後から手振れ補正が効くのでなんとかなるけど、基本的にはカメラをあまり動かさずに撮影するのがよさそうだ。

最近は、一眼レフ(α700)と iPhone 3G(動画撮影のできる iPhone 3GS を持っていたら(買うつもりだったら)、Flip は買わなかったかも……) で撮影することがほとんどで、動画を撮る機会が殆どなかったのだけど、やっぱり動く絵というのは楽しい。チープな作りとか、ズームがしょぼいとか、不満な点はいくつかあるけど、この楽しさはそれを補って余りある。値段分はすぐに元がとれるだろうと思う。

この種のカムコーダには、SONY の Webbie の方が、お値段ほぼ同じで光学ズームや、1440x1080p の HD 映像などがあって、いいかもしれない。というか、これ調べてたら欲しくなってきた……orz。

2009-06-27

Odaiba GUNDAM - お台場でガンダムを見てきた。

東京日帰り出張のついでに、今、話題になっている実物大(仮想のものなのに実物大はおかしい気もするけど)のガンダムをお台場で見てきた。写真を少々撮って来たので、Flickr のスライドショーを貼ってみる。


さて、このガンダムは文字通りお台場(最寄駅はゆりかもめの「台場」駅)にあるが、現地に不慣れな人はちょっと注意が必要かもしれない。

ガンダムは東京都立潮風公園にあるのだけど、iPhone の Google Map で「都立潮風公園」を検索すると以下のような結果になる。

result of searching "都立潮風公園" on Google Map of iPhone


ところが、実はここは「台場公園で」あって「都立潮風公園」ではない。じゃあ、本当の「潮風公園」はというと……

But real "都立潮風公園" is ...


この地図の左下にちゃんと「潮風公園」とあって、こちらが正しい。これを間違って台場公園に行ってしまうと潮風公園まではけっこう遠いのでけっこう歩かされることになってかなりしんどかった、じゃなくて、たぶんしんどいはず。この時期だと暑いし、アベックが楽しそうにしてるのは羨しいし、あんまり楽しくなかった、じゃなくて、たぶん楽しくないはず。

まぁ、こんな間違いする愚か者はこの世に一人としていないと思いますけど……><。

2009-06-20

E-P1 プレゼントに応募してみた。

オリンパスがマイクロ 4/3 フォーマットで、昔の PEN F のようなレンジファインダーっぽいカメラ オリンパス・ペン E-P1 を発売するという(製品ページ)。

で、これを記念して6月16日から7月31日まで毎週一台 E-P1 が当たるキャンペーンが行われている。応募のためには、オリンパスイメージング株式会社が運営するコミュニティーサイト「FotoPus(フォトパス)」のアカウントを作ったりする必要があったりして(しかもポイントが必要だとかなんとか)、めんどうそうだ。

ただし、以前オリンパスのカメラを使っていて、ズイコークラブの会員であれば、ポイントもフォトパスへの新たな参加も必要なく、あっさあり応募できる(できた)。

楽しみだなぁ(いや、まだ当たってないってば)。

ついでなので、μ TOUCH-8000特製モデルのプレゼントにも応募してみた。

2009-06-01

openSUSE を 10.3 から 11.1 にアップデートしてみた。

おうちサーバとして、DELL の SC430 というサーバに openSUSE をインストールして使っている。

サーバとはいえ、今となってはたいしたことをしているわけでもなく、主な仕事はファイルサーバと MacBook Pro の TimeMachine くらい。あとは ntp とか、syslog とか。

特にそれで困っているということもなかったのだけど、GUI でログインしたときに余りに遅いのと、そろそ 11.x もそこそこ枯れてきたかなというのと、たまたま時間がポッカリと空いていたというのでアップデートに挑戦してみた。

openSUSE の場合、動かしながらのアップグレードもできるけどオススメではないようなので、DVD を作成して、インストーラを使うのがいいらしいのでその通りにした。割とさくさくと進んでいたのが、途中からものすごく遅くなり、あげくの果てに、「/bin/sh が使う GLIBC_28 などのパッケージがない」などと表示して、ニッチもサッチもいかなくなってしまうという始末。仕方ないので Abort したものの、当然システムは中途半端な状態になっていてまともに立ち上がらず、ガッカリしたまま時間切れ。

中一日おいて、気を取り直してやりなおしてみてもやはり駄目。DVD を作るときに、ベリファイされているはずなので不要だと思っていた、インストールメディアのチェック(インストーラにそういう機能がある)をしてみると、うまく焼けてなかったのかメディアに異常があるというエラーが……。最初にチェックしていれば、何時間かを無駄にせずにすんだのに。

原因が分かったので、今度はネットワークインストールでやってみることにした。インストーラの指示に従ってサクサクと進んでいく。前に DVD からインストールしていたときに異常に遅かったのはやはりメディアの不具合でリトライが多かったのかもしれない。

というわけで、最初の苦労はともかく、あっさりと 11.1 にアップグレードはできて、Samba などの最小限必要なサービスもそのまま上手く動いているらしいことは分かった。ただ、GUI (というか Gnome か?) が遅いというのは変わらず、Gnome Terminal なんかでは、シェルのプロンプトは出るものの、そこに文字をタイプすることができないなど、なんだか変な状態にさえなっているような状態。それでも、10.3 で YaST を使うよりは快適で、特に、Software の管理に関してはかなりスムーズにできるようになっていた。

ほぼサーバとしてしか使わないので、GUI はおまけと割り切れば、ssh でログインしての使い勝手もやや改善しているようだし、zypper コマンドもちゃんと使えている(しかも 10.3 時代よりもずっとサクサク動く)ので、とりあえずはこれで良かったということにしておく。

あと、ネットワークインストールは experienced user 向けだとか書いてあるけど、普通に Linux が使えている人にはオススメ。ネットワークがちゃんとつながっていれば、とくに苦労しないし、回線が光ファイバーとかだと DVD からインストールするのと変わらないくらいの早さでことが片付く。

2009-05-23

I-O Data EXC-64G is NOT supported on Macs now.

I-O Data EXC-64G

α700 - 100Macro

自分への誕生日プレゼントとして楽しみにしていた、I-O DATA の 64GB SSD が届いた。

喜び勇んで MacBook Pro の ExpressCard スロットに剌してみたのだけど……

Unsupportedが〜ん、IDE コントローラとして認識するものの、ドライバがないので利用不可だって (;_;)。けっこうなショックだった。

Mac OS X になって、とくに CPU が Intel 化されて以降は周辺機器も PC と大差ないものが使えるようになっていて油断していた。確かに I-O DATA は Mac 対応はうたっていない(どころか、WIndows XP も対応除外で Windows Vista のみ正式対応だ)。

なんとか使えるようにならないかなぁ。10.5.7 とか SnowLeopard にしたりしたら使えるようになってるとかするといいんだけどなぁ。

…… sigh ……

2009-05-19

SONYから新しい α シリーズ登場

SONY から新しい α シリーズが発表された。

エントリー機種のラインナップの更新なので、正直言ってそれほど興味は持てない(α700使ってたらもう戻れないよ……)。でも、同時に発表された DT50mm F1.8 や、DT30mm F2.8 Macro にちょっと魅かれるものがある。

α700 + 縦位置グリップ + Minolta AF50mm F1.7
大きめのボディ+縦グリに小さめのレンズが付いているこの姿をいいなと思う

Minolta の AF50mmF1.7 を持っているので、あえて 50mm F1.8 を新規に購入することもない気はするけど、30mm の方は APS-C サイズセンサで使うにはなかなかいいじゃなかろうか。値段しだいでは、買ってしまいそうだ……もう一年くらいレンズ買ってないし。

2009-05-12

Photomerge で Panorama Photo

Adobe の Photoshop CS4 を無駄に持っている(有効活用できてない)のだけど、最近、Photomerge という機能があることを知った。これは、一部が重なりあっているような写真を複数合わせてくれるもので、パノラマみたいなのを簡単に作ることができる。
Panoramaこの写真は、Photomerge でくっつけたあとに、はみ出した部分をトリミングして、レベル補正だけしたものだけど、けっこう見れるものになっている。まぁ、重なりのところで色調がちょっと変わったりもしているけど、それは元になる写真である程度調整してから合成すればマシになるのだろうと思う。

実際に、やってみると思いのほか手軽で感動さえ覚えるほど。なので、記念にメイキングムービーを撮ってみた(ちなみにスクリーンキャプチャは Snapz Pro X による)。


ご覧のように、MacBook Pro でもこんなにあっさりと合成できてしまう。

これは楽しく遊べそうだ。

2009-05-09

Flickr のPrivacy setting とSetとCollection

多くの写真共有サービスもそうだけど、Flickr もアップロードした写真に対して閲覧や利用の制限を付けることができる(ユーザに対する可視性を制御することができる)。これらの制限(というか可視性の制御)が Set や Collection に対しては自由に付けることができない。

Flickr での閲覧権限には、大きく分けると、Public (誰でも見られる) と Private (閲覧制限あり) の二通りあり、Private はさらにFamily(家族)・Friends(友達) ・本人のみ(Friends と Family のどちらにもチェックを入れない)の三種類(ただし、Friends と Family は同時に指定可能なので実は四種類)。コメントやノート・タグ付けについてもほぼ同様の制限ができる。権限の無い写真は、閲覧者からはその存在がなかったもののように見える(というか見えない……:-)。ただし、閲覧制限されている写真 でも Guest Pass つきの URL からアクセスした場合は見られるようになっている。

Guest Pass を設定することで、Flickr のユーザではない人(Friend/Family は Flickr を使っている人のアカウントを Contact List に登録する祭に設定する)にも特定の写真を見せることができる(上のスクリーンショットを見れば分かるが、実は Guest Pass 付きの URL は Set に対しても発行できる。Collection に対しては Guest Pass はない)。

これらの制限は、基本的に「個別の写真」についてのもの。

ところで、Flickr には Set と Collection というものがある。Set は Flickr にアップロードしたものから選んだ写真の集まりに名前を付けたもの。同じ写真をいくつもの Set に含めることができるのは存外便利で、自分が Picasa ではなく Flickr を主に使うようになった理由の一つでもある。さらに、複数の Set をまとめて Collection とすることもでき、Tag も組み合わせるとかなり柔軟な写真管理ができるようになる。たとえば、旅行という Collection を作って、卒業旅行だとか夏の家族旅行だとかそういう Set を含めたりもできる。

ただ、Collection や Set に対しては、個別の写真に対するような閲覧制限を設けることがどうもできないようだ。

たとえば、Private な写真と Public なものが混在する Set を作ったとする(親戚と出かけた旅行の写真を Set としてひとまとめにしたけど、自分の家族以外が写っているのは Private にしたいとか)。この場合、親戚には、この Set が見られる Guest Pass 付きの URL を送って写真を見てもらうか、Flickr のアカウントをとってもらって、Conact List の Family か Friends に登録して権限を与えることになる。

さて、Set 中の Public な写真は普通に Photostream に現れてもかまわないけど、この Set 自体の存在は自分(と家族)と親戚だけから見えればいい(つまり一般の人からこの Set は見えないようにしたい)と思うことがある(というか、昨日そう思った)。ところが Flickr では、一枚でも閲覧できる権限のついている写真が含まれている Set は見えてしまう。上の例で言うと、親戚と行った旅行の Set は、自分(と家族)と親戚だけに存在が分かればいいので、他の人には Set として見えなくてもいいのに、Public な写真が入っているために Set として見えてしまうということ(もちろん、権限のない写真は見えない)。ただし、Set 中の全ての写真の閲覧権限がなければ、その Set 自体が「見えなくなる」ようだ。Collection に関しても同じようで、中身が全くない(見えない)場合はその Collection の存在は見えないらしい。

Set や Collection の閲覧権限が、それぞれが含む内容によって決まるのは当たり前といえばそうだけど、含まれている写真とは別にSet や Collection の権限(というより可視性)を決めたいというのはレアなケースかもしれないけど、需要はあると思う。

おまけ: 文章で書くと分かりにくので箇条書にまとめてみる。

  • 個別の写真
    • Public
      誰でも見られる
    • Private
      本人
      • Family
        Contact List で Family と登録された人は閲覧可
      • Friends
        Contact List で Friends に登録された人は閲覧可
  • Set
    • 全ての写真に閲覧権限がない場合
      Set の存在自体が「見えない」
    • 全ての写真が閲覧可な場合
      Set の存在も、写真も普通に見える
    • 閲覧権限のあるものとないものが混在
      ・Set の存在は見える
      ・写真はそれぞれの権限に応じる
  • Collection
    • 全ての Set が「見えない」場合
      Collection 自体の存在が見えない
    • 「見える」Set を含む場合
      Collection の存在は見える
      Setについて、Set 内の写真による

2009-04-30

ハードディスクが壊れたので NAS を導入してみた

バッファロー(メルコ?)の NAS (LS-QL/1D) というやつをセットアップしてみた。

IMG_0817もともとは Ubuntu 8.04 Server(LTS) のサーバーに USB 接続のディスクをつないで使っていたところ、そのディスクがあれよあれよというまに読めなくなってしまったのがことの発端。

実は異常に気付いたときには、まだそれとなくファイルシステムは読み出せていて、read-only でマウントされているような状態だった。それを fsck しようとして、どんどん深みにはまり、最終的にはディスクラベルからなにから全く読めなくしてしまった。あのとき、速攻で救えるだけのバックアップだけでも取っておいたらよかったんだけど……。

バックアップは、pdumpfs を使って一日に一度別のディスクにコピーを取り、さらに、大事なファイル(というか自分で必要なもの)のみをネット経由で毎日別のマシンにコピーするという二本建になっていた。ところが、pdumpfs を使う方がこの数ヶ月正しく動作しておらず、結果として他の人が使う・作ったファイルがかなりの量失われることになった。まぁ、仕方ない。業務を続けるのに必要なだけのものは残っていたので皆には我慢してもらうことになった。

で、代替のファイルサーバとして、Web インタフェースで Linux や Samba の知識がなくても使えるものをということで、バッファロの LS-QL/1Dというのを買ってきた。確かにセットアップは簡単でweb経由で誰でもできる。でも、附属のユーティリティは殆ど使いみちがない(LAN 上に NAS を探して、それぞれに http できるようにするだけ。一度 IP アドレスを固定してしまえば用なし)ばかりか、不要なプログラム(/Library/StartupItems/NASPower/……)をバックグランドで走らせたままにするなどという行儀の悪さもありあまり感心できない。いろいろ調べて、このプログラム自体はディレクトリごと /Library/StartupItems(Disabled)/ に移動しておくことにした。

この NAS、まだ全然使いこんでないのだけど、RAID を組み かえたときには、中身は消えちゃうとか特に目立った特徴のない普通のものだと思う。ただ、OMRON や APC の UPS が素で繋がるという点はなかなかいいなと思う点で、自分も OMRON の UPS (BZ35T) を一台使わずに余らせていたので、寄付することにいた。テストもしてみたけど、停電するとちゃんとシャットダウン処理するみたいだし、復電時にもしっかり再起動するのを確認した(UPS の再起動にはけっこう時間がかかるようで、気長に待つ必要はあるみたいだ)。

ハードウェアの障害に対しては、RAID1 で対処するとして、間違ってファイルを削除・上書きしてしまうなどのヒューマンエラーにはやはり世代ごとのバックアップが必要。もちろん、標準ではこんな機能はついてないので自前でなんとかすることになる。UNIX ライクな OS で世代バックアップを手軽に取るにはやはり pdumpfs が便利なので、これを使うことにした。以前は Linux マシンのディスク間でやっていた pdumpfs を samba 経由でやるように小さなシェルクリプトを書いた。取りあえずの版なので、いい加減なままだがおいおいまともにしていくつもりだけど、だいたい下に引用したような感じになる。NAS(IP アドレスが NAS_IP_ADDR) の SHARE という共有上の DAIJI_FOLDER というディレクトリを、このスクリプトを動かすマシンの /pdumpt/DAIJI_FOLDER というディレクトリに pdumpfs を使って世代バックアップする。

#!/bin/sh

mounted=YES
mountpoint=/mnt_for_backup
mountoptions=ro,credentials=/usr/local/etc/cifs.cred,iocharset=utf8
destroot=/pdumped
exec 1>${destroot}/log 2>&1

SRCDIR=`mount | awk '/^\/\/NAS_IP_ADDR\/SHARE/ {print $3;}'`
if [ x"$SRCDIR" = "x" ]; then
# must umount after backup
mounted=NO
mount -t cifs //NAS_IP_ADDR/SHARE $mountpoint -o $mountoptions \
|| exit 255
else
mountpoint=$SRCDIR
fi

DEST=$destroot'/DAIJI_FOLDER'
SRC=$mountpoint'/DAIJI_FOLDER'
/usr/bin/pdumpfs $SRC $DEST

if [ $mounted = 'NO' ]; then
umount $mountpoint
fi
この NAS の Samba のバージョンはそこそこ新しいらしく、Ubuntu 8.04 の mount -t cifs できちんとマウントできるので助かっている(自分の普段の職場の NAS だと、これができないので……)。

なにはともあれ、これで一段落。RAID0 と UPS による対障害性と、pdumpfs による世代バックアップで、少しは安心できるようになっているはずだ。

2009-04-25

iPhone 用外部バッテリ

iPhone 3G 用に外部バッテリ(Kensington mini battery pack) を購入した。

Kensington Mini Battery Pack and Charger for iPhone and iPod は、直接ドックコネクタにつなぐタイプの外部バッテリ。容量的に 1000mAh とちょっと少なめだけど、丸一日の外出時に心許なかった標準の内蔵バッテリの補助用途としては(自分の使い方では)安心できるだけの容量はある。

充電用の附属の巻取式 USB ケーブル(両端は一般の USB ケーブルと同じで、iPhone や iPod のドックコネクタにつなぐようになっていない)で充電しながら使っていると、iTunes による同期ができないのはちょっとした欠点。結局、普通の USB ケーブルと同期用のものの両方を持ち歩く必要がある。もちろん、充電しながらでも iPhone はちゃんと使える。

Kensington Mini Battery Pack
また、ドックコネクタ部を保護するカバーをスタンドのように使えるので、上の写真のように置き時計やフォトフレームのようにも使えるのはちょっとうれしい。

eneloop mobile booster や他のより容量の多いものとくらべると、値段はちょっと高いかもしれないけど、デザインも悪くないし、まぁいい買物をしたと思う。