2007-01-27

アップデート後の SUSE で Xvnc

上のリンク先記事で、SUSE を 10.2 にアップデートしたら Xvnc で xdm(gdm) のログイン画面が出てこなくなって、素の X のルートウインドウが表示されるというようなことを書いた。

Xvnc は、xinetd 経由で -query オプション付き起動されるようになっているらしい。そのときにどうも xdm をうまく見つけられていないか、アクセスを拒否されているかのような気がして、いろいろ調べてみたが xdm の設定にも xinetd にもおかしいところはないようでちょっと悩んでいた。

web でもいろいろ検索してみたけれど、やっぱりそのものズバリの解答はなかなか見付からなかった。たいてい xdm-config と inietd の設定について書いてあって参考にはなったけど。で、SUSE で標準のログインプロンプトを出しているのは xdm ではなくて gdm なのだということにふと思いあたって、その設定を見直すことにした。

gdm についても xdm 同様よくは分からないのだれど、ある web ページで gdm.conf で xdmcp で使うポートを指定するとあった。SUSE 10.2 の場合、そのファイルは /etc/X11/opt/gnome/gdm/custom.conf /etc/opt/gnome/gdm/custom.conf が該当するようなのだけれど(これ探すのにちょっと時間かかったなぁ。locate って Linux で標準で入ってないのか。)、xdmcp セクションにそのような記述はなくて、試しに Port = 177 Port=177を追加して("="の前後に空白は入らない)、/usr/sbin/rcxdm restart を実行してみたら Bingo!。vnc でアクセスして、グラフィカルなログインプロンプトがちゃんと出てくるようになった。custom.conf 自体は中味を見てみると勝手に触っちゃだめなのかなという気もしないでもないけれど、まぁ、終わり良ければ全て良しというととで……。

2007-03-06: 設定ファイルのパスと内容に誤ちがあったので訂正。

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